Wild adapter

ワイルドアダプター読んだのはだいぶ昔で、つーか荒磯の方を好んで読んでいた。と思う。
あのニアホモドタバタコメディが可愛かった。
あとあれな。
「それに僕 攻めなんです」ざー。
作者様が「もともとコメディだった」とか書いててくっそわろたwwwいや今となっては誰も先生をコメディの人なんて呼ばないと思うwww
最遊記もそういうところあるよね。2巻あたりまでは割とギャグ中心だったよね。

5巻はくぼちゃんが時任を拾ってから、心を通わすまで。
「俺が要るって言え」なんてジェノサイダー久保田に言えるのは時任だけ!w

翔太というファクターをいれることで時任が久保田になじんでいくところとか、大人と獣の境は小児っていう感じですわ。
翔太が抱えているものと含めて、「触れる」って言葉が出てくるわけだけど。
時任は相手を傷つけることを恐れず触れることを選択したし、久保田もそれに答えた。
翔太はその久保田の心をなんとなくかぎとって、それを漫画化しているから、くぼちゃんは絶対読みたくないと思いますw
「そいつにとって、自分の存在ほど不確かなものは無い。だから探してた。自分を確かにしてくれる何かを」「ただ、それに触れてみたかっただけ」 「大事だから傷つけたくないなんてズルイよ。だってそれはものじゃないから。心を持った生き物だから。」
かーらーのー、「俺が要るって言え」「要るみたい」。
相手は生きてるし、自分も生きてるんだって、ねえなんで時任と出会ってからなのって思うけど(私くぼちゃんは小宮も十分大事にしていると思う)、それが運命なのかもしれないよこの二人の場合。

翔太と時任が仲直りするところを、久保田がもれきいて「あーあー子供の喧嘩だなあ」なんてお顔しているの可愛い。
5巻は一番和んで好きです。可愛い。

そうそう時任を拾うまでに1巻かかるというとんでもないことをするわけですが(荒磯があるから大丈夫だと思うなよ!)、あのときの「猫を拾った」の淡々と雨が降っている感じが好きです。これドラマCDか?
1巻の小宮が死んじゃうところ。小宮はもう少しちゃんと生きて久保田に色々な感情を教えてあげられたと思うし、でもその久保田が感情を揺り動かすことが出来るようになるのは自分じゃないって思ってて。ねえどんな包容受けだよ。
「やっぱこんなトコにいちゃ駄目っスよ」「俺はぁ久保田さんに生きて」って言われて、「うん。」って言って壊滅させたんだから、久保田の中に喪失という感情と、小宮のいうことなら少しは信じてもいいっていう信頼という感情が出来たんだと思うのだけど。

こういうこと一から考えると三蔵と悟空って本当に歪まなくてよかった。

 

 

さてジェノサイダー久保田の真骨頂はOVAでみれます。いやあいつまじ無双している。怖い。
治ちゃんを感情移入して描きすぎた、と作者様はおっしゃってましたが、なんつーかまったく無様な直江ですよこの人。直江には自分がこう見えていたんだろうなとか思うたびにすごーくいやな気持になります。
私は基本的に根が景虎様なのでw、自分が「天性の人間にかなわない」なんて思うことはあっても、それに対して劣等感を覚えることはあんまりないので…ええ…。性格上しょうがないんだけど、それは上昇志向を奪っていると感じることはあります。
相手は尊いしすごいしいい子ですけど自分と比較しておちこむことはないかなあ。逃げちゃってるのかもしれないけど。
龍之介好きですよええ。普通にまっとうじゃないですか。最後にくぼちゃんにでも俺はちゃむが大事でだからお前は敵だってちゃんと認識できるなんて素敵な子です。
ね…だから時任にすがって生きることができない子なんだよねこの子たち…。
そりゃあくぼちゃん止めれるの時任しかいなかったけどさ。