SAIYUKI RELOAD Graffiti

最初っから本当にこの二人は!!!!
月落烏啼霜満天って寒山寺じゃないですか。
そうか先生の中ではこの詩がこの二人のイメージなんですね。
うとうとしていて目がさめても、まだ夜半で、まだ太陽は出ない。まだ光はささない闇の中。
烏哭さんの中では光明の死、唯一自分の退屈を紛らわしてくれた光がなくなったことでまた闇の中にいるんですね。

遠き日、東の空に堕つ。
六道さん本当にまあ江流のこと大好きなんだね。
「あの気高く澄んだ瞳と似ていて捕えることなどきっと適わない」
って同人誌でもこれだけの表現をして三蔵の紫闇の瞳をほめたたえた人はいないと思います。
しかしやっぱり三蔵老けたな…イラストの変遷の問題だと思っててもね…
どっちかというとこれリヴァイさんじゃないか。

カミサマと烏哭のページはなんだかもうな…という。
光明が三蔵拾ったから僕も誰か適当に拾ってみようかな的な、紅黎深的な感じだもんねこれ。
悪いオニーサンにひっかかった純真な少年だよなこの図。

「この声は、届かない」
こうして見ると悟能の少年時代まじで恵まれてるよ…あいつなぜ今あんなんなったし

悪友。
お前付き合う人種ずいぶん変わったなとバンリに言われてましたけどこれあれやん、松本で三井と出会った高耶さんやん
そうかあのとがった悟浄ってそうなんだね(何言ってるん)

おまえもかバンリ…たばこ一本くれよとか言いながら死んでいくクチか畜生!
悟浄はバンリの死を知らないし、きっと悲しむけどへーって言って済ませると思います。そういう関係だ。
でもそういう突っ張りしながら生きてしかいけなかったんだよな二人も。

紅様が一番これから切ない気がするんだよなあ。
だって最初のころとかしっかりただのライバルポジなれあいだったじゃん?
でもお兄ちゃん死んじゃったからそんなわけにはいかないよねこれから紅ちゃんもさ。
牛魔王の息子だし狙われるだろうしさ。
まあなんかあいつ魔戒天浄なしの三蔵様にすら勝てないような奴だからいいけどね(こら)
本気になっちゃうんだろうなあ。悲しいな。ねえお兄ちゃん、やっぱりあなたは紅にとらわれていたね。

ガトとヘイゼル。この二人も割と萌の塊みたいなペアだったよね。
行きなはれ。生きなはれ。そう、いきていきて。その手助けになるために。かなしい心を持った人を守りたいと思ったら、それがどれほど欺瞞に満ちていてもきっと彼は助けたよ。

ちなみに一番恐ろしいのは次のページですよねええ。
「だってもうすぐここにくるもの」
さすが執念の聖母というか八戒の双子の姉なだけはありますよ性格破綻していやがる!
「ねえ暇だからお話しない?」ってあんた。
思ったんだけど百眼魔王とか本当にいた存在なのかな?あなたの妄想の中にだけいるんじゃないのかな?
そういえば2巻で三蔵様おっしゃってたもんね…あの時のことに復讐というかたちでケリをつけたいなら出ていくのは止めないたらなんたら…
ゾっとするほど華やかに。することは一つだと謎かけのように唇に細い白い指を当てて。
だから清一色八戒に執着するし悟能悟能と呼ぶわけですよ。八戒の「もう一人の僕だったのかもしれない」っていうのもあながち間違ってないですよもう一人の僕と言うか花喃の妄執だよ!

ちなみに「正しい」西遊記の図がありますけど、あれどっちかというと悟空が主人公で三蔵ってただひたすら泣いてるだけの人だよね。やっぱり全然違う。

ラスト三蔵様と孔雀の羽根(か?)やはりこうしてみると三蔵って割と尊いよね。