最遊記歌劇伝 God Child

最初っから平野がすげえ。
え?平野って「やらかす平野」とかタグがついてた四天Aのお笑い担当じゃなかった?あの「このままじゃ水掛け論になるだけだよ」の平野とか面白かったんだけどな。
ファルセットもきれいだったし、あれテニミュはなんだったんだろう。歌すっげえ上手いな平野。
一人で立つと平野ってこんなに出来る子だったんですね。グループ演技の時とかアドリブしすぎて台詞うつったよな?
「僕を一人にしないで」の平野いい。無邪気な平野本当にもう。歌ってる中で歪んでる平野いい。
今にして思うとこの子なんでチャクラあるの?師匠ないのになんでカミサマチャクラあるの?

八戒ふっきゅん!ふっきゅんだ!確かにふっきゅんの声ってややあーさまに似てるから八戒っぽいし、ふっきゅんの歌唱力なら歌えるけど!わー!
でもふっきゅんってそのままならそこそこの顔しているけど、八戒コスが壊滅的に似合ってないねw
「空き缶を灰皿にしたらぶっ飛ばしますね」って決め台詞よくあるけど、した描写ある?原作でもないよね?ってことは3年間でしつけられたな。(←その後で原作読んだら普通に出て行くシーンでかいてあった)
私の中のあーさまはもうちょっと違う言い方だけどふっきゅんの八戒ってこんななのねw
悟浄もこのセリフ聞いて「お袋みてえ」とか評しているけど、そもそもあんたの中のお袋ってあれだから、つまり「理想としているお袋」像=八戒なわけで、未だに母の面影追ってた頃の悟浄にはちょうどいいんじゃないですかね。とかな。

三蔵様のかすれ声色っぽいなー
言い争いのときのテンポいいけど早口すぎて何言ってるかわからんのは仕様なのかな。
このさあ、三蔵様がライターつけるシーンとか、三蔵様お兄ちゃんだなあって。悟浄年下なんだね。
あと結構二人の身長差があって素敵。見下ろされてる割に尊大な三蔵様素敵。

瓢箪の中の二人、「俺たち三蔵より先の死んだら駄目じゃん」ていうの、悟空さん割と真面目に言ってる原作と違って非常に三蔵大好きっぷりが、必死っぷりが伝わってきて。はい。萌えました。

金閣の子小さくて、段々ろれつが回らなくなってきて、そして悟浄に頭くしゃくしゃされるところとか、弟な感じですっごくよかったのにー!絶望!
「悪ぃな」は?

「中立な立場である僕にどーしろっていうんです」の声音とかもうちょっと柔らかみがあったらあーさまだよふっきゅん。ふっきゅんってあーさま声だったのか。
割とこのシーン三蔵様がイライラしているカルシウム不足の人に見えるのは、原作がずーっと座ったまんまで嫌味言ってるのと動き回る舞台との差かなあって。
そしてお母さん八戒を抑える悟空は出来た子です。

ニィ博士がジャックスパロウみたいです。

改めて見ると八戒、「誰もあなたにあげるなんて言ってないじゃないですか」って…自分の持ち物って言ったよねこれ…怖いさすが八戒怖い。

なんでこれやられてるのかなあって思ってたけど、そうか銃弾なんですねあの数珠。
原作で悟空から玉出すところで「悟空!」って三蔵がキレるところ安定してて好きなんだけどなかったな。なかったといえば八戒さんの蔦がなかった。
「無一物って知ってる?」のあの台詞、よく考えたら烏哭→カミサマへの教えであり、そして光明→三蔵への教えだったけど、あの台詞は光明→烏哭もあったからなんだよね?
それを烏哭もずっと持っててカミサマに教えたとか結構すごい執着だな。烏哭的には三蔵が光明に拾われたようにカミサマも拾ってみたつもりなんかもしれませんけど。それでも烏哭の中の光明の存在感すごい。
最後に三蔵拾って逃げる悟浄もだけど悟空背負って逃げる八戒やべえふっきゅんすげえ
ここで逃げられる取り立てコンビ好き。
しかもあの城から出て階段抜けて山道抜けてマスターんとこまで転がりこむまで、原作だとジープが頑張ってるけど舞台だとジープいないから、彼らだけで走りとおしたんでしょ?
ジープのありがたみがわかるね。

やっぱりふっきゅんがあーさま声に近いのを考えると悟浄声は平田さんじゃない…というか、平田さんのせいで(おかげ?で)悟浄の声やたら老成した斜に構えた感じが出ているけど、本来悟浄って若くて未熟なわけで、このくらいの感じなのかもしれんなあなんて思いました。
でも言い方が一々突き放した感じなのはもう如何ともしがたいものがあるかも。
「三蔵がこんな状態なのに猿はなにやってるんだよ」は原作ではそうだねって思ってたけど、今考えると悟空いたからってなんにもなんないよね!悟浄さん完全にパニくってわけわからんこと言ってるよ!
「あーもう!…頼むよ」っていう言い方もね、なんかね、なんだろ、悟浄さんってキーワードの一つに「諦め」ってあるんだよねなんとなく。全てを諦めてるしその片鱗がしばしば出てくるんだよねこの頃。「無気力」とかもあるかな。そんな悟浄さんのやるせなさってのかな?頼むよ、ってそれを一番表す台詞だと思うのよ。

ふっきゅんの言い方って煽り要素がない分あーさまより怖いかも。「無理がたたってここまでこられませんか?」って言い方とかさ、原作は煽ってるわけ、笑みを浮かべて。でもふっきゅんって自然な顔で言うからさあ、怖い。ナチュラルだ。
そしてあの最初に悟空があがったのとか駒渡したの八戒だもんよ。おいおい。三蔵様自分の駒すら見てないよ。

誰だよこんなに三蔵喘がせようとしてるのw原作より大変そうじゃん死にそうじゃん
その三蔵に「三蔵 負けたままでいいわけ」って言う悟空まじ攻め様でした。半端ねえよ。
あなたが俺を探し出したその日から」ってあああああああすげえよこの悟空愛がすごい。
三蔵への愛すごくないか。

それにしても「十年前も変わらず遊び相手を探していただろう」なんて、10年前もぼっちだったくせにやーいやーいなんて言われたら死ぬね。三蔵様天然に悪口。
しかもこれ人形ないから何故魔界天浄使ったのかわからんし、ていうか言わせてもらえば、これ原作から思ってたんだけど。
最初から使えよ!!!!!
あれ持ち主のもとに帰ってくる仕組みなのかよ!
「やらねえよ」も完全に三蔵様キレてたよね。原作のイメージはもうちょっと優しいんだけど。もつ者が、持たざる者、そうとしか生きれなかった者に対する、傲慢な慈悲を感じたんだけどな。この舞台の三蔵様親の仇を見る目だったわ。

この話最後に悟浄さんが助けようとするとか、割とカミサマと悟浄の関係も大事だと思うのだけど、ラスト悟浄さんじゃなかったね。あくまで三蔵同士の、三蔵を真ん中にもってきた、三蔵についての物語だったのね。最後の三蔵の「ああ」って声とか良すぎて死んだよ。

にしてもカミサマ平野、原作よりチャラくなっておりました。無邪気になってた。その代わり泣ける。くっそ平野に泣かされるとかもう
「よかった」って言い方がねえ、カミサマ平野でしたよ。もうね。彼のそのカミサマならこう言う。

最後の、チケットさ、あれ最初吠登城への招待状だったけどそれを三蔵様が破り捨てる?みたいな話をどっかで読んだんだけどこれ峰倉blogだっけ?

カテコの三蔵様が本当にいい人でにこってかふにゃって笑うとかわいくてかわいくて

今にして思うとなんでGodChildなのかな。この世界に堕とされたのか、伯爵カインなのか、それとも幸村精市なのか、神の子を名乗るのなんてこのくらいじゃないですか。カミサマもやっぱり烏哭の「子」だったってことなのか?Godじゃなくて、GodChildなのってなんでだろうなあ。

バクステでひろきに「やらねえよ」を言わせよう企画が一番笑えました。なんつーか、きっと四天Aメンツだったら誰かやってくれたけど、ひろき純真天使だから。
あとあれな、テニミュだと皆喋り倒す座談会だけど、まじひろきと太陽喋んねーから!
Dead or Aliveで首絞められて舞台上でオチた三蔵様。どこのシーンだっけそれは…ていうかそれリアルに動脈両方絞めたら一過性脳虚血になるわ。
そんなひろきにたいちゃんが「うちのひろきは大切にいたわりましょう」って言っててもう微笑ましい
ただし気付いてほしい、舞台続けられてよかったねとかほのぼの本人が笑ってるから騙されるけど、一歩間違ったら殺人だ

 

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  • 発売日: 2014/10/10
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