最遊記歌劇伝 Burial

こういうの見てると、テニミュとか黒執事とかよみがえってきてあかん、成長してない。
これは以前のやつだからDVDで見るしかないんだけど、DVDってやっぱり現場と違うよね。音質とか、基本的にキャストさんの顔は双眼鏡で見るしかないんだけどその感じとか、あとやっぱり音の方向性?が一方向になるんだよねDVDだと。まあ仕方ないんだけどさ。
これやってた時にはここまで若手2.5次元俳優が好きになるとか予感してなかったんだもん。テニミュがいかんかったよなあ。

歌が最初色んな意味でちょっとあかんかったらしく、その後キャスト変更に伴い若干マシになったと聞いてはおりましたが、まあ別にそこまで問題ではないのでは。
ふっきゅんだしな。
小野田が異常だったんですよ。
それから5年もたったけど我々の中身が変わらない中キャストさんは進化しておられる。

健邑のファルセットの切なさプライスレスなんですけどー!!!光明法師ってなんかお顔がうさぎさんみたい。
桃ちゃん」ってああああ異聞ネタ!あの頃の桃ちゃん今やこれですよ切ない。時の流れ哀しい。
息子みたいな江流。うん知ってる光明様って江流のこと本当に好きだけど、光明様に本気で好かれるとこうなるっていういい事例でもあるよね。

そして17歳の三蔵様。なんだこれ若いかわいい憔悴している。
自分で拳銃頭にあてるとことかめっちゃ神のような顔でした。なんて言ったらいいのかわからず私の中にある最高級の褒め言葉=神で表現しましたがもうとにかく抱きしめたかった。というか私ごときが抱きしめていい方ではないレベルの尊さでした。漫画では描かれてなかったけど、これほどぎりぎりな、いつ死んでもおかしくないような子が、光明との約束とか重責によってかろうじて生きてたってところがね、少しミュージカルの光明の歌で「ただ私がいないだけ」っていうのちょっと鬼畜だけどそれでも、救われたかなあって。見守ってくれてる感じがね。

そして超かっこいいじじい持覚。そこにいたるまでの三蔵様とか間違いなく受けだからね演技が。始終びくびくしてて兎さんか。
「あとはまかせましたよ 玄奘三蔵」っていうのダブらせるのいいよねこれ!
三蔵の顔がたぶん汗かメイクなんだけど、「どいつもこいつも俺にあれこれ押しつけやがる」と振り返る時の目の下がきらきらしてて泣いてるみたいでした。そうなんだよねえ。吹っ切れたというか開きなおった三蔵様のあの瞬間に泣いててもおかしくはないなあとは思ってたので。
そして「生きてやるよ」を光明様に向かって言うじゃん?ああ、そうなんだなあって。てめえらの分までなとかおっしゃってたから気付けなかった(し江流の言い方じゃなかったから放置してた)けど、あの「生きてやるよ」は、光明様へも向けていたんですね。三蔵に三蔵とか烏哭とか(!)おしつけたのは光明様だもんね。三蔵は一発光明にキレてもいいと思うよ。どうせしないんだろうけどね!
光明様ずーーーーっと4年間も見守ってたのかなあ。見守っててよ。月なんだから。
そうそう、「どうせならライターも寄こせってんだ」の三蔵→持覚様もパパに我がまま言ってるみたいで好きです。やっぱり持覚様って三蔵の第二の父。
三蔵の前腕さって出すところにすごい萌える。

そして相変わらず烏哭は光明光明とええい!めんどくせえ男だ!
彼絶対「楽しいですか?それ」のシーンで光明にfall in loveしたよね。懲罰房で二人で歌うところとか上手すぎて。すごい切なくないかこの歌。結局光明に烏哭は救えないところも含めて。
今の三蔵出てくるんだけど、歌の途中で光明様ったら明らかに三蔵見守るモードに入って烏哭がすっごく嫉妬する表情を浮かべてるように見えてしまってですね…ここの三角関係クッソ不毛だなあと思ってみてしまった。笑 「あなたという光が」とか「まぶしいのはきらいだ」とか言って光明見てるのに、当の光明は三蔵見てるからね!
烏哭の他人を食っていきている理論は、三蔵も他人を殺して生きてきたって言ってるから、二人とも躓いたところは一緒で、それを光明は似ているって言ったんでしょうね。三蔵は光とか持覚様とかに導かれたけど烏哭は…うーん光明いたのになあ。なんでこうなったかってやっぱ重度の中二だったからか?
「俺の声は聞こえなかった?」とかちょwwwww烏哭wwwwwやめて健邑その質問ここでするのやめてwwwwwガチの三角関係じゃねええええええか!!!!!

それにしても健邑のキャストの人、やや健邑の弱い部分担当みたいになってちょっとその色が強すぎるかなと思ったけど(しょうがないか…壊れてて強いところは烏哭が担当しているから)、色っぽくてもろくてまじ青年!でした。歌うまいし。藤田玲さん。
誰だよとぐぐったらああああぷりぷりの玲くんの子!DUSTZの人!一緒ってむしろ初めて知った。他、ドルイットやってたらしい。前の人やね。

迷いながら悟空を拾った三蔵様。ハリセンさばき好きよ。
悟空の身軽さ半端無い。ワイヤーついてんのかと思ったマジで。
そして漫画以上にこれ三蔵への愛、というか依存が強いな。三蔵どこいったの三蔵(>_<)ってなってるわけ。これ金鈷外した時の、「また置いていかれるかと思って」っていうのが、斉天だと思ってるんだよね。また、って言えることは、悟空の中で全て見ていた彼だからこその台詞かなと。知らんけど。
だからこそ斉天は三蔵が止めていたんだろうし、まあ蔦八戒が死ぬ気で止めたから今後はどうなるかわかりませんけど。っていう妄想。
三蔵様のツンデレ具合がより舞台だと映えるね。

ごじょはちに関してはBe thereも混ぜてあって、これってミュージカル化したよな?と思いながら。
なんでゲスト歌うまさんなんだろうねw
Be thereは何度見ても悟浄は仰向けに三蔵を押し倒しておいて「寝技は得意」とか何抜かしてんだ感ありますけど。笑える。ちな、三蔵様悟空にまじ甘いから笑えるな。
やっぱり悟浄の言い方、特に怒鳴るような、あのチンピラくさい言い方が、まったく平田さんとあってなくて、違和感なんだけど、それは平田さんの悟浄と彼の悟浄が違うからなんだよなあなんて。
悟浄って本来そういうチンピラでいいはずなんだ…めんどくせえの悟浄やっぱりよくわからんけど。
ふっきゅんの「あーもう、しょーがねえなあ」の言い方も、なんかあーさまと違って独特で、あーもう、ってすっごいふっ切ってるんだよね。ここのタメすごいね。
三蔵のお父さん感素晴らしい。

んでもって「その時一羽の烏が哭いた」、そう、泣いていたのだ、っていう言葉につながるのか。烏が哭くってどういうことだろうって思ってたけど、あれは決別とかそういうことではなくて、また死に損なったという諦めの、最強に挑んだゆえの諦めだったのかと。いうことでしょうか。

しかし倍音かもしれないけど、Go to the Westでラスト高音誰か出してなかった?気のせい?
そして一人盛大に音外してた気がするんだけどw

 

最遊記歌劇伝‐Burial‐ [DVD]

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  • 発売日: 2015/06/10
  • メディア: DVD