真田丸 恋路

お茶々様がやっぱり信長の血のつながった人であった。

私大河で大人の恋ってあんまり見たことなくって、利家とまつで、確かこれも似たような状況で、利家が市様に、「蛍のことは一夜の夢か?」みたいに聞かれるシーンがあったのよね。あれ滅茶苦茶エロかったよねって話。

で、今回のラストの茶々の、「そしてわたくしたちは同じ日に死ぬの」「遠い日であることを祈っております」「さがりなさい」の言い方が一々大人であった。さがりなさい。この言い方!まさに織田!彼女は本当に貴い身分なのよね。自然と。あれほど現代語を喋っててた無垢の少女の一言、「さがりなさい」に私心撃ち抜かれたよ。あのとき彼女は大人になることを決めたのだ。
そんなフラグを木端微塵にするきりちゃん素敵だよ!そうだね同じ日に死ぬんじゃないもんね!
今回きりちゃんに「隙があるから駄目なんだよ」と言われ「で?ちょっとは心揺らいだでしょ?」と聞かれ「まあちょっとは」と正直になった瞬間に「ほら!!だから駄目なんだよ!!!」って言われてまさに幼馴染でした。そういう男女いるよね。可愛い。
きりちゃんには隙があると言われ誰より隙がありそうな秀次にも言われ誰よりも隙がない治部殿にまで言われて「はいはい私に隙があったのが悪うございましたー」ってなってる信繁君。
三谷さんは本当に山本耕史に手紙ネタをふるのが好きだな!!
秀次君があれだけ治部殿と比較されてdisられてるのに、「頼りになるのは治部殿だからお手紙かくね!」なんて素直に言えるから素敵だよね。
今週も安定のにいろさんの美声。はー素敵。関さんといいうたのおにいさんって本当に私の好みの声。
茶々様が武具のところにいて、怖いことをちゃんとわかってて(ていうかあのシーンとうらぶクラスタが立ちあがる音がしたよね)、秀吉と茶々のラブに巻き込まれてもあんな顔してて、ねえ、なんだこれ。
あの、かかはわしにとっての戦友であって惚れてるのはおまえだ、幸せにしたいのはおまえだ、って言われるところ、天上の虹思いだしてめっちゃ辛い!!!あのときに戦友、と言われて、心の芯を取り戻したように見えたけど、それでもずっと悩んでたんだよ。と思う。男にとっては戦友って最大限の褒め言葉かもしれないけど、女にとってはそうじゃないんだよ。
しかしいい当て馬だったね信繁。秀吉のところに返してあげる、って、あなたのせいでこちらにいるどころかこの世にいれるかわからない男にその台詞は辛い。
「力尽くで押し倒すこともできるのに、若者のように必死になって口説こうとするから、願いを叶えてあげたくなった」←なんだろう、これ、直江み、というか、景虎様が理想とした直江じゃないか?そうでもない?