1789 2幕

♪街は我らのもの
テニスコートに早く入れよと思った。 そしてネットを片付けなさい。

♪誰のために踊らされているのか?
珍しく、っていうか一番のロペスの見せ場だよね、ってか今気付いたんだけど、1789の中ではロペスじゃなくてロベスなんだね!
これ最初高音から始まってびっくりしたわけですが、(「ここは僕の大事なお城」の時以来の驚きだった)ゆんがうまくなっていて、しかもあの長い手足を生かして踊っているのでとても幸せな気持ちになりました。
東宝さんはここのダンスだけでも美しいので映像として残していただけると嬉しいのですが。わかりますか?ゆんの美しさはあともうちょっとたったら「白髪が一本☆」みたいに衰えていくわけですからね!だとしたらこの美しさを映像で残してみたいとは思いますよね?ね?
お花さまの美しさもやはり映像で残すべき価値があったと思うのですがいかがでしょうか。

このときのロベスはもう三部会が決裂しているから期待していないわけで、だからこそ民衆たちの力で革命をおこそうという思考になっている時だと思います。
だからこそこのとき、本来は「誰のためにおどらされているのか?」っていうのは、貴族のため、王族のためじゃない、っていうことなんでしょうけれど、ロベスも民衆を踊らせたいんじゃないかなあって思いました。それはダントンとかデムーランにはない心。

はからずもゆんのインタビューが書いてありました。
「ロナンの中に民衆を動かす力があることを見抜いた」これは工房でのロナンだと思います。彼には貧しかった時 があり、民衆はそれに同調する。いっくら自分が貴族の中で罵倒されてきた歴史があるからと言って、それはどうしようもないほどの格差であると。
だからこそ「成功するには民衆の力が必要だから、うまく扇動したいけれど、自分には時に、感情的になってしまう部分がある」ところを踊ってくれる人を探しているのではないかと。

ミラボーという人物に“きれいなだけじゃ理想の世界は作れない”というようなことを言われて、衝撃を受 けるんですね」ここでは途中までミラボーが踊っていてでも途中から見守るようになる。これはかつてミラボーがそういったことを覚えていて、ロペスがそういうふうになってしまったことを、その道が正しいと思って見守っているのか、な?

♪私は神だ
媚薬まで使ってオランプを愛したい男だとはここまでわかりませんでしたw
吉野さんだからね!(そういえばいいと思っている人)
アルトワ伯はお兄ちゃんはあんなんだしオランプたんは反抗してくるし秘密警察のラマールはあれだしある意味可哀想だね!
ここフランス版ではもうちょっとギャグっぽいんだけど、そういうものかしら?
フェルゼンを助けにくるロナンもちょいちょい面白いし、なぜか教会の人がくるとアルトワ伯はさくっと去ってしまうので、見られなくないのかなあ??

♪世界の終わりがきても
はなれることはなーい
って曲ありましたよね?w
ここがロナンとオランプ、マリーとフェルゼンで歌ってみたらなかなかよかったみたいなことを言ってたシーンだと思います。これを見て、ああこの話はダブル主役なんだって思いました。

♪世界を我が手に
ロナンとソレーヌたんが心底兄弟であることがわかりやすいシーンではありますw
いやあ二人とも底辺の人たちに好かれるまっすぐさがありますよね!(褒めてる)
そして完全に脳筋www
でもこの力強さが好きです。ラストカテコでロナンちゃんとソレーヌたんが拳ドンしてくれるのがいい。
ソニンさんのシャウトこういう役だと本当に素敵(役を選んじゃうだろうけど)

♪武器を取れ
だいちゃんソロもっとがんばってwwwwww
雰囲気高音もう通用しないからね!

♪国王陛下の名の下に
ここで岡さんにふみつけられるゆんに ry
いやほんとね…
そういえば和樹はこの頃は革命メンバーとしてあれこれまとめる役みたいになってますけど、いつのまにそんな能力までつけたんですかね?
まあ和樹だから出来るんですよね!!!!(なにいってるの)

♪革命がはじまる
このときのフェルゼンが「逃げましょう国王一家」って一家にむけて言うのもいいし、「私は逃げません、陛下とともに」っていうマリーちゃんも素敵だし、それを見ている陛下も本当に好き。
陛下とともにいきていくことを誓ってから、本当の愛とはなにかを知ったマリーちゃんはマリー様の貴さです。すばらしいよ本当に。
ポリニャック夫人は「革命が終わったらまた戻ってきますわ」とかツンデレかましてて面白いし。
オランプさんはこのままだったら確実にマリーと一緒に死んでたなとは思いますが、マリー様母の慈愛でくるんでくれてました。尊かったよ。マリーの悟りの境地すごい好き。
♪神様の裁き
だからここからのマリーもといお花さまはもう独壇場ですね。宝塚状態、トップさんでした。
フランス版で服とか髪とかはぎとられていくのをみたことあるんだけど、あの誇り高き王妃さまであるところのマリーさまにそんなことしたら私が乗り込んで行きそうだったので、美しく歌いあげてくださって満足です。

♪サイラモナムール
すごくどうでもいいけどこの歌詞すんごくお耽美だね?
お耽美だし「お前を抱こう」ってもしかしてなに、みんな抱いてないの??オランプとロナンはいいよ、そりゃあそうだよあれで一夜あったらびっくりだよ。そしてオランプたんは絶対田舎に帰ってロナン夫人なんてやれないと思うよ。ロナンももう田舎には帰れないと思うよ、とかいろいろ思うところはあるよね。だけどまあいい。
そしてここで問題になるロベスの謎の彼女ですよ。ええお前誰だよと思うし、誰かが「革命が終わった後、みんなで幸せになったif世界」みたいなこと言ってましたけど、それにしてはロベスピエール彼女に対する冷たさ半端無かったからね?反省してほしいレベルですからね?他の3組めっちゃいちゃいちゃしてたのでロベスの接触時間短いし目線の冷たさ!!!!

「僕も彼女はいただろうと思いますけどね。ただ革命に対する温度の方が他の人より高かったということなのではないかな」あっはい革命を前にしていちゃいちゃしているほうがおかしいということですねわかりました。

♪ラスト
そして恋人の父だからって「俺がいけばあくぜ!」って行く方も方だし撃たれるのはもうお約束だしそこまではいいとして未来を託したぜ…といいながら死んでいっておまえええええええってなりました。
おまえは満足かもしれませんけどね!残されたほうはどうなるの!
まあオランプたんは今思えば立派に生きていけそうですけどね。
そこからはダントンはまあ普通に悲しんでいるけど、ロベスはデムーランの方を抱いて起き上がらせようとしても彼はうつむいて動けないし、あれなんだこれデムーランはロナンのこと本気で好きだよね???
デムーランはキャラ的にそういうひとであることはいいんですけどもう嘆きすぎてでしたよ。
そしてロベスはたぶんこういうこと、衝撃を受けてしまうと、事務的にしか動けないタイプとみましたね。だからきっと、そのうち粛清しても、ロベスは淡々と事務的にデムーランとかダントンを殺していくんです。
あとで泣いてしまってもね。そして自分が死ぬ時も淡々と歯車の一つとして処理していくと思うよ…。
「ロナンが大きな犠牲を払ってくれたことでバスティーユ監獄の門が開いて、武器が手に入る。それによって僕 らが先に進めるんだ、という意識です」これな。

だからラストやっぱり、あの上で和樹が歌うから。
死んだものは時に自由である。しかし生きている彼らは?ってなる。