ブラック・ベルベット

せっかくトルコに行ったのなら、アジアとヨーロッパの架け橋感を出してきてもよかったのに、まったくそういう方向にいかない話であった。
恩田陸的にはトルコはそういう場所じゃなかったのね。
一応観光地をまわっているが、自然の方に興味と関心が向きましたーという。

しかし国立感染研究所が731中心って燃える話ですね。わくわくする。ミラージュ昭和編読んでると余計に。
戦争がないと医学は発展しない。
これは割とあたってると思います。金がどこから湧いて出るかってことですからね。

エディいいなー。
きっと恵弥ちゃんは会社やめてしまうだろうけど、そういう意味でエディ好きなので、エディに騙され騙しながら次の作品を刻んでほしいですね。
橘さんにはもう期待しないんだからね!元カレなだけはありましたけど案外いい人だったよ。
一方多田さんもうちょっといい人だった気がするけどどこでこんなことに。
恵弥さんが可哀想じゃないの。彼のこといいワンコだと思ってたのにさ!

このシリーズは久しぶりに風呂敷が綺麗に畳まれることには感動している。
しかし一応クレオパトラでは函館ではなくH市と書いてたはずなのに、ここでは函館と言いきってる恩田陸について一言

 

ブラック・ベルベット

ブラック・ベルベット

  • 作者:恩田 陸
  • 発売日: 2015/05/20
  • メディア: 単行本