応仁の乱

第一章 畿内の火薬庫、大和

中世においては興福寺のこと。興福寺とは藤原摂関家と繋がりあり、ああそういえば「焼いちゃいました」って重衡がいい笑顔だったわ。摂関家の分裂と共に分裂し、争い多く、武装した僧侶、衆徒たちの力も増す。あれこれ平家の力が増してった図と一緒だね? 南北朝問題を義満さんが割と強引にすすめたのはわかった。まあ死んじゃえばリセットだもんな。義満さんもあれだけのことをしたのに知名度ないから惜しいところだ。

足利義教の性格も大概苛烈だけど、何が筒井をここまで動かすんだろ。そしてさすが戦国に連なるだけあって、知る人のお父さんたちがんばってる。

第二章 応仁の乱への道

私の中での義教さんってもうちっと信長寄りだったけど、信長より苛烈かつ人の目を気にする人だったね。 そして義教が罰した人たちが集まったせいで、筒井、反筒井、畠山、という人たちの戦いが今度起こってくる。 次は畠山の内紛に乗じた細川と山名への義政の介入。 今参局が謀殺されたことは、永井さんの本で聞いた気もするけど、やっぱり謀殺するに値する乳母だったんだろうなあと。 筒井と畠山の戦いの際に信貴山が出てきて、あーあったなあって。この時代だったのか。 そして日野富子ちゃんの妹は義視の嫁かーまじかー わからんくなってくるよねこの関係性

伊勢という義政から息子ルート、山名という義視ルート、義視からの義尚ルートを指示する細川ルート。 そりゃあこんだけ色々複雑化したらよっぽどいい感じのバランス感覚がない限り朝令暮改にもなるし、ていうかこの調整の結果が朝令暮改っぷりじゃないのかな? でも勝つ方につくって、清盛もそうだし、京都にいるとそうなっちまうんだろうか。

第三章 大乱勃発

あと山名って結構新興勢力なんだね細川と比べたら。 そして義視からの細川とルート変更にいたる文正の政変、このあたりから日野兄妹のアシストがブレる。義政さんは義視からの圧迫聞いちゃうんだね。でも義視は自分の陣営がしょぼかったから大乱契機に頑張ろうとしたけど、ひのとみちゃんが一蹴したと。 かつここでの大内の存在感やべー。関ヶ原における島津の勢いくらいある。

ここで義視を追い詰めたところでなぜかの義視山名ルート。畠山の内紛だけではもはやすまない。

第四章 応仁の乱興福寺

ここにきて経覚。やばいこの存在感。そして主人公であるわけが理解できた。 この時の経覚結構嬉しかったんじゃね?ほんと親分肌だよね。

朝倉がまさかのここまでの存在感、と思ったけどそういえば戦国においては名門だった。。このころはまだ身分の低い一族に過ぎないのね。 この経覚と尋尊の関係性も萌えるところがある。大胆派の親分肌の尻拭いする慎重派。

第六章 大乱終結

やっぱり病気か。病気なのか。死とはひとつの解放である。

そしてなんだこの明応の政変、確かに義政義視ラインの戦いの継続。周りに信頼のできる部下がいないとこうなるんだな。 有利はコンラッドたちがいてくれてよかったね(おい

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

応仁の乱 - 戦国時代を生んだ大乱 (中公新書)

  • 作者:呉座 勇一
  • 発売日: 2016/10/25
  • メディア: 新書