私の中での演劇事情

新感線に鈴木拡樹が出るというこのテンションをそのまま舞台好きな友人に口走ったら、「その界隈では有名なんでしょう?笑」くらいの反応が返ってきて、このどう言っていいかわからない気持ちをここで晴らす。
今は2.5はなあ?黎明期なんだよ!

ていうかそれを書こうとすると、ただただ自分の黒歴史をさらすだけってことに気づいて、ここで淡々と書くことにした。
長年ブログやってるともはやノーガード戦法すぎて楽である。

だいたいどこまでを若手俳優と呼ぶか問題もあるし、年齢的に若手かもしれないけど、もはやそういう風に呼んでいいのかもわからない人もいる。
わたしの中では特撮系の人はわりと若手俳優なんだけど、もはや若手ではないレベルだもんな。というか、そういう「売れない」俳優(ごめん)は昔いっぱいいて、舞台とか続けたりしててそのうちどうにかなってたんだろうけど、そういう人たちへ、若手俳優ってくくりの中でどのくらいの子たちがなるんだろうと思うと、ちょっとぎゅっとなるよね。
現実見て去っていくひとたち最近急に増えてきて、やっぱり30歳近くなると、下も出てくるから見つめ直すって本当だなあと。
ていうかそれはアイドルの何かだ。女の子が年齢とともに男性に搾取されなくなって消えていくのを私は辛いなあって思って見ていたけど、そしてその男尊女卑がとても嫌いだったけど、それを女性が男性を搾取することになっているこの界隈にいたって、別に気は晴れないな。

ミラステで、直江役の人が急に変わって、そして急にチケットが取れるようになった。誰かが、翔さんでさえフォロワー2万なのにあらまっきーは12万だからやっぱり集客力が違うって言ってて、単純に人気をフォロワーで考えるならそうだな、と思って鈴木拡樹のホーム見に行ったら17万ベジータ以上の戦闘力に討ち死にした。やべえな。

今火付け役は割とテニミュだと言われてると思ってるけど間違ってない?
テニミュ以前からもちろんセラミュとかあるけど、タキシード仮面やってたって浦井健治2.5次元俳優とは呼ばれんもんな。実力か。
私はテニミュの最初のエネルギーを作ったのは、これ本当に自分でも悪い言い方しているとは思ってるけど、柳が事故したからだと思う。柳が事故して、カンパニーがある意味キメちゃんを中心にして一体化して、次にゆーやんが出てきて、ゆーやんと柳の物語があって、そしてゆーやんがまたああやって泣いて卒業して(あの卒業の仕方は今でもどうかと思っているけど、そういう大人の事情vs子供の熱意って図も我々を熱くするのに一役買ったとは思ってるよ)、柳が泣いてテニミュを終わらさないでって言ったから。
その後の継続は彼らの、それぞれの力だし、でも正直「テニミュは成長する舞台だから^^」と宣った古川の時代とかの歌とかダンスとかまったくほめられたものではない!そりゃあ歌うまいねとか言われた子はいたけど、城田とか和樹とか今を考えるとまだまだだった。
ていうかあれはミュージカルではなかった。

今日は一日ミュージカル三昧聞いていたら(あれも相当ひどかったよねラスト)(めぐさんと浦井くんってだけでもやばいのに、あっきーよっしーである)、大竹しのぶさんが、ミュージカルは「今から歌います!」っていう感じじゃなくて、自然に歌うものって言ってて、そういう楽器を持つかっきーやあっきーやよっしーが素晴らしいっていうお話しをされていて、そういう意味ではまじでテニミュはあの時代はぜんぜんミュージカルではなかったよ。

そんなミュージカルでもない、お芝居も別に、っていう何に魅力を感じたかと言われたら間違いなくキャストの間の関係性だった。
柳がいなくなって、キメちゃんが頑張って、いちが戻ってきてくれて、ゆーやんが卒業して、間を必死に取り持ってたしろたんが、ドリライ3rdで泣き崩れた。私は3代目からはわりと青学ではなく他校(ありていに言えば立海だ)を応援していたから、やっぱりそれまでの俳優たちの物語とは一線を画していたと思うし、そこからがミュージカルとしての再出発だったと思う。マサもダンサーで関東では歌はまったく安定していなかったし、王子なんてあれであるw。でも全国になって、特に和樹の氷の世界とか、そして立海戦は集大成だった。
この2.5の走りであって、ああやってやればウケるんだっていうのを示したのがひとつのテニミュの業績だったと思う。
それまでのってよくわからない方向に模索してたからな。私は忘れてない、あの歌劇伝の悲劇を。笑
あれもちろんまだまだまだまだ未熟だった鈴木拡樹と鯛ちゃんの力不足はあったけど、そしてあの頃からちゃんとしてた小野田がフューチャーされないことを思うと、彼はイケコの心に響かないんだろうなって思うんだけど、三蔵が倒れた後に菩薩が謎の踊りを入れるシーンがあったり、シリアスな話ししている時にいきなり八戒が腕立て伏せ始めてそれにごじょもツッコミを入れないっていう謎空間が頻発してたから。あれはひどかった。
今の人気が鈴木拡樹の成長によるものであり、時期としてはちょっとあの時早すぎたとしても、私はあれから頑張り続けた鈴木拡樹が好きです。

そして三昧で、芳雄が、「今は僕のことがすきでも5年後には古川とか言うんだろう」って言ってて、あの芳雄にネタにしていただけるなんてまあ古川成長したな!とうれしくなってしまった。背ビレとか畳とかそこにあるはず↑ってかなに言われてた時代からよくもまあ。
古川は最初は顔とダンスと所作だけの男だったけど、本当にひきたててもらってよかったね。枕やってても驚かない。

古川が黒執事に出てたりとかやっぱり実力あるミュージカル俳優が出ると一瞬で雰囲気変わると思うし、そういう意味であれはアカネさんまじぱなかった。ヅカ女優の大切さ。
ミュージカル俳優は流れが出来ていて、ただ歌えもしないダンスも出来ないただ顔とキャラだけの子たちはどっかで温かくしてもらって成長するか、あきらめるかしかないと思うけど、あきらめるしかない子たちの中で、少しでもあのキラキラした舞台にたっていたことが何かの幸せになっていたことを、認識していてくれたらうれしい。

で、今回俳優さんたちである。そのミュージカルの枠をとりのぞいた結果、演技とかキャラへのリスペクトで出来た子たちの中でも輝けない子たちも、また大衆演劇から離れていくのだろうかと思うと切ない。
私はあらまっきーはたぶん、もう少し違う舞台にも行きたい子だと思ってて、で、彼はただ自分の美しさに自信があるタイプと思うの。そして天然でもない。
自撮りとかあんなにキラキラさせなくてもあの子は輝いてるからなあと思ったり。化粧濃すぎないもはや?
あらまきくんはもう少し舞台は選んで欲しいけど、事務所ああいう感じだもんな。
鈴木拡樹はどっちかというと自分の意志でここにいそうだからいいんだけど。
トキイベとか見るにウェイだけど、、どうなんだ?

もちろん2.5はこれでいい。デスミュのときに、日本発のミュージカルを作りたいとか言ってて、そんなんたくさんあるわ!って気になってた。
黒執事もいい。刀ステも、あれはあれでよい。
その一部が上場企業にのし上がってきた感じが今回の新感線である。やばい。

捨がマモってのもやばいね。
思ったより評判のよかったマモ@王家でしたが、マモってあのうたプリ見てて思ったけど、マモであることが消せないタイプである。鈴木拡樹は荒北さんやってたときとかひろき???ってなるし三蔵様やっててもカテコ雰囲気違いすぎてやばいけど、そういうキャラとは乖離した逃れられないマモという輝きがありすぎてな(笑うところ
でもマモが捨ってそれはそれでいいよね…。
それで天が鈴木拡樹なんでしょ?
まって蘭じゃないの?愛の敦盛独占したらこうなった蘭とか心底見たかったです。むらくんも2.5系列の人ではあるけど、それ以上にミュージカル俳優だからなあいつは。むらくん天で鈴木拡樹蘭とかくっそ見たいぞ。


今度こそ天とともに生きる。天に一番近い男、蘭丸。
ねえこれ無限ループじゃない?一度蘭丸であった太一が今度こそ天とともに生きる、それは殿と共に生きるという意味だったけどループして天になるとかものすごく萌えますね。
これいっしょに蘭兵衛やる子大変じゃない?
ループには最近は刀ステのせいでとてもいいことであるとおもってるので (え?)いやヤバないかこれは。