ハナレイベイ

れおちゃんがインタビューとかで、大切な人を亡くした人が、一歩を踏み出せるようになればって言ってて死んだ。しょたまーん。「さいなら」っていう日常の言い方が一番くるんだよね。

村上春樹の原作は希望というより諦観とか悟りとか、生成流転のイメージ強かったけど、映画は希望というより救いだった。最後のサチがやっと振り替えって、なにやってんのって話し掛けそうに見えた。探し回ってるサチの後ろにタカシが見えた時ガチ泣きした。
まあ開始3分くらいでれおちゃん死んでて泣いたんだけど(まさかここで泣くとは)。なんかもうこのクソガキ具合がねーガチれおちゃんでねー。ハワイって嬉しそうに言うれおちゃん可愛かったわ。
片足食われたくらいで死ぬかなって思ったけど、テンちゃんもそうだったし出血死するか。か、窒息かな。

そこからサチこと吉田羊のほぼ一人芝居にうつるけど、サチに声をかけるおじさん(結局彼も死んじゃう)が生成流転的なこというけど今言う?ってなって泣けてきた。どうか気を落とさないでっていう言葉なの?今息子が死んだ母親に言う??
途中出てくる子たちとの会話見てもまじもんのおばさんって感じ…ていうか虹郎は英語も話せてたわけで、サチの事情もある程度知っててあの片足の日本人サーファーの話をしたのか、普通に見えててしたのかどっちなんだ。どうでもいいが虹郎、やまゆーに似てたな顔の作りが。
サチは彼と息子の代わりの会話をしていたのだろうか?無謀に気づかず立ち向かう男には息子も入ってただろうに。たぶん夫は入ってないというかまだ夫の遺品段ボールにしまってるの弱さだよなあ。すごいクズ男なのに(そういやタカシもクズだわ)

ちなみに私はハリウッド映画のスタッフが、役者がこれからいいところって言ってもいやお昼だからってちゃんと休憩とるところに感動しました。自律ができている。
どうでもいいけど、息子にhateって使うの強すぎない?dont likeならまだわかるけど、サチからタカシへの愛情ってそんなもんじゃないだろうに、好きではないのと、きらい、憎むレベルまでの単語は全然違う気がするからそこは強すぎる英語だった。

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れおちゃんのYAHOOのインタビュー読んで彼こそがLDHの後継者だよと思った。最初はダンスやりたくてやってたのに、~しまいには直己さんが就活していた岩田さんをその世界に連れて行ってしまったみたいなの読んで、彼らの背をれおちゃんが追うのは自然な流れだったんだなと思った。そしてダンスという共通点で岩田とれおちゃんが重なるの本当にすごい…同じ愛知ってだけで交わることとかほぼないだろうに。
あとれおちゃんが「こんなに経費かけられるの」って言ってて、なんでこんなに経費かけてもらってないのってGeneのオタクがキレてたことを思い出した。本人たちは堅実的だよな。
そして岩田がハナレイベイに出たいって言ってて、たぶんれおちゃんの役ではなくて羊さんの役みたいな感じだと思うけど、出れるくらいにはなってほしいし、岩田が出たい映画と私が見たい映画が合っててよかったです。