空色勾玉

闇の一族と、アマテラスツクヨミスサノオちゃんの姉兄弟のお話でした。
この3兄弟に関して言えば私は山岸涼子のとんでもないツクヨミちゃんが頭によぎって仕方がありません。
この話でも二人して近親相姦かと思ったぜ。
ツクヨミちゃんとアマテラスちゃんは表裏一体、お父さんの目そのもの、スサノオちゃんがため息で、実はイザナミちゃんをイザナギちゃんが心では求めていたということにつながる、という解釈はちょっと面白かったです。
そして狭也。さやちゃんが、チハヤに、謝るというのは怒りを解いて欲しいと頼むこと、とても虫のいいこと、もう一度って言うんだよ、っていうところがとても輪廻転生思想で良いと思います。一方永遠の命である輝一族はそれが分からないんだな。
それを最後に言いに来るところさすがのナミちゃんでございます。
推しは鳥彦です。

空色勾玉 「勾玉」シリーズ (徳間文庫)

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