あのこは貴族

華子分かるよって手を握って応援したい。
ちなみにキコちゃんが最初東京のお嬢様なのでは?みたいな意見は見たけど、キコちゃんは成功してる系のお嬢様だって…この華子とはちょっと違うし、山内マリコの中では間違いなくキコちゃんは地方の根性娘と相性がある人なんだろうなと思う。
この本読んでると山岸凉子のなんたら天人唐草思い出す。お父さんにカビ臭い昭和の価値観を叩き込まれた結果発狂した響子。山岸凉子も本当に男性と女性に対する境目を鮮烈に書いてきたよね、あの当時に。
最近の男の人の養うつもりはないから働けて言うくせに自分は家事をする気がないっていうのほんとわかるみんな社会的に死ねばいい

そして途中からみきが出てくるが、なんかこの田舎と東京の話どっかで聞いたなぁとか慶応の話どっかで聞いたなとか、なんなら慶応ボーイ岩田剛典おぼっちゃま(でも出身は名古屋で中学からのいわば外部)かなとか思ってるうちに思い出した!!ヒカルだわ。なんかヒカルが結構を下っぽいところの出身地で、おぼっちゃんのロケマサ(田舎のおぼっちゃん)とかのおぼっちゃまネタでいじってるやつ。経営者としてのヒカルは有名だけど、何がすごいてやっぱりそんな自分の出身を包み隠さず喋ってるところが本当にすごいと思う。あのぐらいになったらなんかごまかすもんじゃん??もちろん今更なんだろうけどねvalue事件もあるし
なんにせよただ華子とみきの話にするんじゃないところがよかったです。山内マリコならそうするかなって思ったけど上でした。

ラストWelcome to Tokyoでしたありがとう三代目 J Soul Brothers
華子には何もできないもしくは求めてないとしていたが故に離婚された幸一郎が、1年先に対等な女として初めてみるとき、幸一郎がそれなりに扱えば華子はもっときれいに使えただろうと思うと、確かに幸一郎ぐう無能と言わざるを得ない

あのこは貴族 (集英社文庫)

あのこは貴族 (集英社文庫)