烏百花 蛍の章

私この人の話は短編集を読んだ方が好みなのかもしれません

しのぶひと

ますほのすすきがまだ恋が忍んでる状態
ますほの薄はあまりわかってないし澄尾がしのんでいる人の状態で、最後に「笑う人」がやっぱりそういうようなながれでよかったと思いますですよ。報われてほしいと思っていましたが、澄尾はもうとっくに報われているのかもしれません。ていうかまぁ有能だよなあの男。両手両足を失ってめちゃくちゃ火傷したって一年ばかりで復帰して。
ますほの薄がやっぱり物語の中では一番男前でかっこいいとは思います。美人なお姫様最高じゃないか。明留君もちゃんと側近になれてよかったね。一方雪哉が全く女心が分からないと言うか人の心がわからないところが前面に出てたので、まあそれは楽園の烏はそのなろうよというものです。その辺りは明留君とかの方がまだマシであった。
逆に言うと人間として好ましいますほは必ず雪哉と敵対すると思います。浜木綿とかもそうだけど、あの人は諦めと挫折を知るから…。

すみのさくら

若き日の浜木綿が若宮と出会って何のために結婚したか。あの頃分からなかった愛情を包み込んで自分が悪かったことも理解して、それでもあの時愛してた、確かに両親を愛してたよという思いを持って今の恩に報いていく。。
完全に感情死んでるようなおじさまも意外とお元気でよかった。

まつばちりて

この話一番好きかもしれない。大紫の御前もだいぶやばめのヤンデレだけれども、ずっと付き添ってる楓蚕も相当。楓蚕は分かっていたんだと思います、何のために人手がいるか。自分が連れてきた人が御前の愛情によってどんどん殺されていくのが本当に悲しいと思って、今回こそは御前が気にいってかつ男に惚れなさそうな女を選んだんだよね…はあー。
御前にどういう風に思われてたかわかって松韻が気合いで死んでいったのも納得というものです。この物語のいい女たちはガンガン死んでくからな。
自分の矜持のために。
そして何でもいいけどこの子供誰になるんだ…怖いぞ

冬木に思う

冬木と梓の百合ということでいいですか!
まあでも私が冬木だったら自分が子供を産んだら死にかけてるかと思って、それでも子供がうみたくなったら梓に預けて死んでくよね…分かるわ…
っていうかなんで雪哉ちゃんこんなんなっちまったんだユキちゃん