wikiによると、
ミスティルティン… 古ノルド語で「ヤドリギ」を意味する普通名詞。
です。
もうちょい詳しく。
バルドルは光の神であり、オーディンの息子だった。バルドルは地上のあらゆるものが彼を傷つけられないように契約させたが、ヤドリギだけは若すぎて契約できなかった。
ロキが盲目のヘズをそそのかしてヤドリギを矢とし投げさせバルドルを殺させ、またヘルモードがヘルに頼んで蘇らせようとしたときも、巨人の女セックに変身して泣かず(地上全員がバルドルのために泣いたらバルドルは蘇った)バルドルが甦らないように仕向けた。
光の神バルドルの死によってやがて訪れたラグナロク(神と巨人族の戦い)によってオーディン始め全ての神が滅ぶと、バルドルはヘズとともに復活する。
だそうです。
魔探偵ロキでも読もうかもう一度。
「ええい、その役立たずの腐った両眼をくりぬいて地獄の犬にくれておしまい、サラ・バーリン!」
すげえ台詞です。いつも殿下の罵倒語は素敵だと思いますが。
確かにランゾット・ギアスがそうであるように、小説家にとって全てのことはネタなのかもしれません。
ラストでカーズが出てきました。テオ(っていうかハーグ)に会いたかったんじゃないのかな。
そして今回ミスS嬢がさらに二人。いつものサラに、Bサラ、S・くそったれ母性愛・なんとか嬢。なんで今回はこのサラが出てきたんでしょうか。もとは同じ人間なわけですが。ねえ?
「わたしはもう、むかしのような無軌道な女道楽はやめたんです!」
…エイザード?それっていつのことですの?
むこうの世界でのこと?こっちの世界?
誘拐犯は黒ジュゴン。
…ちょっと待って、全身全霊で面白いんだけど。なにこのハイレベルなギャグセンス。樹川さとみが一皮むけた瞬間かと思いました。
相変わらず虹の谷のひとびとはナチュラルです。働き者=すごいんだべ。証明終わり。
「ありがとうの気持ちだけは、わすれちゃなんねえべ?」
さて、今回、なにがどうミストルティンの矢だったんでしょうか。
北欧神話ではこれが原因で光が死ぬ。そしてラグナロク(神々の黄昏)になるわけで。
そしてヤドリギの言葉は「征服」「困難に打ち勝つ」だそうな。
征服、というのは、小国によるヨンヴィル国、ということでしょう。帝国から小国へでもあります。
困難に打ち勝つ、それは色々な人に当てはまるでしょう。全く違う話が進んでいる、楽園の娘たちもそう。
そして矢。きっかけ、とかさきがけ、という意味でなら、これがまさしくきっかけとなって、大陸の戦が始まろうとするわけでしょう。ラグナロクにつながるわけですね。
…で、あってるかな…。なにせ今回、虹の谷とローカイドが全く違う動きをしていたのでね。強いて言うならカーズの話がちろっと出てきたくらい。あとはBサラ姐さま大活躍。