宿命の再会

戯れせむとや生まれけむ

大概これを体現なさってきた璋子様がついにお亡くなりになりました。

というか、こう…天然には勝てない、みたいな感じ?でしたね。あの松雪姐さんですらそうなんだもの…所詮天然には勝てないの…。

強訴は白河院ですら頭を痛めていたわけですが、結局これって何が問題だったんだろう。だって見ている限りではほとんどその辺の強盗とやってること変わらんくね?

荘園よこしたら引っ込むってことは、朝廷→平氏→寺社仏閣ルートで荘園が手に入ればそれはそれでよかったんですか?

で、普通は手柄をたてたら褒美ってことだったのに、押し入って強奪してるようなもんでしょ。なんで朝廷は取り締まれなかったんだろう。山法師を。

あの神輿に当てなきゃいいってものでもないっていうか、じゃあ神輿に触れる価値もないわお前らみたいに処罰出来なかったのでしょうか。しかもそんなに朝廷の人たちは神輿に価値を見出してたんでしょうか。

あーでも出家しますって日がな一日祈ってるものな。末世だし、極楽浄土信仰があったから、神輿には強く出られなかったってことかな。

神を亡くした時代ですからよくわかりませんww

前回明子さんが亡くなっているのですが、その時に盛国さんが口走った言葉が悪かったのか、朝廷が悪い!みたいになっている清盛さん。うーん、盛国さんも元々反朝廷派だからなー。清盛さんには恩義を感じていて一生懸命尽くすけど、そういうところは嫌いなんですね。

平氏のこのあたりの考えが、どうにもこうにも三国志の呉に見えて仕方がないでござる。漢という国が滅びてしまうそのギリギリで漢に使えていた孫堅様よりも、周瑜は完全に漢とかどうでもよかったんじゃないか、と。妄想です。

明子さんの代わりに子供たちと遊んであげる時子さん。

時子さんは意外に面倒見がよかったのだな、と思ったわけですが、後で弟君に語るところによると、一応まだ清盛が好きってことではなかったのです…ね…?

あの明子さんへの直球のプロポーズを見て「雀の子を逃がしつる」なんて言っていたのは、ちょっと清盛を好きになりかけていたその想いを、厳重に籠の中に押し込めた、ってことですか。

この時点では淡い初恋。それが終わりを告げたということでまあ普通ですよね。

その後も明子さんの方が好きだしーでも清盛とか私のこと覚えてないしー本当にもう!っていう中学生みたいな感情で満足だったのでしょう。

明子さんがいなくなったあとも、子供の相手をしてちょっと清盛が見れたらそれで満足だったんじゃないかしら。

なのに弟のせいで嫌がおうにも告白するような形になり、清盛には「明子の音色が耳から追い出されそうで嫌」ってこれはこれはちょっと…ってテンションあがるんじゃないですか。ねえ盛国さん!!!(誰

だってなまじなことなら明子さん大好きな清盛さんがその音色を忘れるわけないじゃないですか。なのに明子さんに似てる音色を奏でる時子さんをちょっと好きになりそうな、その想いにこちらは明子さんへの操立てて、厳重に押し込めた、と。

どっちも明子さんが好きすぎて、想いをこらえてるように思えます。明子姉さんさすがの総受け(違う

でも明子さんの死を払しょくするには時子さん家くらいの明るさやハチャメチャさが必要なのかもしれません。

弟が森田剛ってまあ懐かしい、毛利元就の時に青年役を演じておられた方で、私彼が初!ジャニーズだったのです。だからうっかりイケメンって思ってしまった死にたくなるような過去があります。

その弟将来的に「平氏にあらずんば人にあらず」の奢る平氏の見本みたいな人、って扱いをされていますが、実際どうだったのかなあ。

とりあえず弟が空気読まないで清盛さんに「うちのおねーちゃん嫁にもらってくんない?」というおせっかいをやいたせいで色々あるわけですが、何故かその場所に盛国さんがいるところに私は萌えた。

なんかもう清盛さんと一心同体の勢いでいつも一緒にいるけれどそれ違うからね。

でこれ以上一緒にいると惚れそうだから、という理由で時子さんは身をひきます。弟をびんたしつつ。

見守るお姉ちゃんとヤンキー弟の図ですね。それでそれなりに大事に思ってるお姉ちゃんの手助けもしようというその浅はかさが私は好きです。

あと、お姉ちゃんに向けての、「それが当たり前だと思いますがね」「どんな綺麗事も欲ってものがなければ始まらない」なんていう、ちょっと自分に真っ正直に生き過ぎなところも好き。いやそうなんだけど、綺麗事を現実のものにしようなんていう話ばっかり読んできて、久しぶりにこんなこと言っちゃう子に会いました。

さて璋子様は読経の日々を送っているわけですが、これって堀河さんも付き合わされる…。そういうものなのか。

そこに訪ねてくる得子様。しかし「何故黙って出家なされた」って得子さんに一言も言わなかったのか璋子様。あの仮にも挨拶の一つや二つ。得子様だって「そう言えば璋子様が出家なされましたねおめでとう」とか誰かに不意に言われて「…は?」となったんでしょう。

あれだけのあれこれをしておいて、「人が人を愛しく思う気持ちの激しさがわからんかったことが心残りです」とか言っちゃうの…!えっ西行さんとか人生捨てて出家しちゃったのは、たぶん鳥羽帝への想いがあなたの中で強かったってことがわかったからだと思うですけど。まだ自覚出来てないってこと?

そんな天然璋子様についに敗北宣言したような得子様。ここで璋子様が空気読まずに「あらそんなことはございませぬ」とか言い出したらどうしようかと思いましたが、そんなことはなかったですよかったよかった。

まあそうだよね…天然に勝とうってのが無理だったっていうかそもそも得子様はそんなキャラじゃないものね。権力的なアレコレには向いていても、こういうキチガイの扱いには向いてないんですよ。自分と世界観が違う人の扱いは知らねば迷う恋の道ってやつじゃないですかね?>副長

その璋子様に水仙をあげようと血迷う鳥羽帝も久しぶりですが、それに付き合わされる下の者が気の毒で。

家盛さんとか水仙を探しに行くのになんて弓矢持ってんの、と。

これって兄弟引き裂かれるのかな…いやだな…でも次回祇園乱闘事件だから家盛さんがプッシュされてそれで死んでしまうのよねわあああああああああ!!!!

そ・こ・で・・

ツンデレ年下ライバルが帰ってきました!!

10年だか20年だか振りらしいですが、…え?そんな経ってたっけ年月?

こういう時に頼りになるtwitter様によると(自分で調べなさい)、12回は、清盛さん26歳だとか。アレいつの間に私より年上に。というかこの年になるまでこんなニートっぽいことやってていいのだろうか。

義朝ちゃんは21歳。この間はtwitterで小学生が中学生に勝ったwwwとかやってたから…つまりそのあたりから大学生と社会人的なあたりまで年月が過ぎたんですね。せいぜい10年くらいか。

そんな多感な時期に東国で暴れ回ってきたのか義朝ちゃんは…。

それでも初恋のお兄さんが忘れられずに、あの約束の場所に行けば清盛さんがいると思ったのか来てみて、清盛に嫌味を言って去っていくあたりツンデレをこじらせただけだろ!!

しかし陸奥の奥地まで鳥羽帝の命令が通ったとかすごいよね。

鳥羽帝は璋子様の死ぬ間際についにデレて、また璋子様もついに鳥羽帝の望む言葉を言ってあげて、あらよかったね、みたいになりました。

愛しさに包まれたならー♪って音楽が一瞬よぎりましたがBGMもアヴェマリです。え?アヴェマリ?だよね?

璋子様がアヴェマリアとかアヴェマリに失礼ってもんじゃないですかね。。まあ清げなる人だからいいのでしょうか。清すぎるのも時に罪と言うか…。天然万歳というか…。

産んだ子が雅仁様ってあたりもうなんとも言えないっていうか…。

最後の紀行で、雅仁様が「闇の中に放り出されたみたい」と嘆いていたというフォローが入ってましたが、そうか…あの雅仁様が…(ドラマとごっちゃにしてはいけません!)。

ていうかその出家した先まで西行さん来たのか…。出家×出家だから別にいいんじゃないかなって理由で出家してないよね…(どこまでも疑心暗鬼)。

ていうか法皇様って大丈夫だよね鳥羽院のことだよね…(そこまで?)

ま、まあ女三宮だけど最後は源氏と結ばれたみたいでよかったよかった!!

得子様は「極楽に行けばいい」とかデレていましたが、菊の庭見て言ってもと思います。あのアヴェマリア相手にはあの得子様とて険がとれてしまうのでしょう。

やはり得子様は一番政治のお話を摂関家としていた方がいいと思います。

最後に源氏と平氏の話。相変わらず嫌味漫才でhshs

ていうかツンデレ源氏変わらんのう。義朝ちゃんは清盛さんの前では意地張ってるけど家に帰ったら荒れるとかもうツンツンだなあああ!!!

そこにきた由良姫。こいつもツンデレだがせめて衣装は変えてあげて。

そのツンデレさんに、「嫡男を産んでくれ」「女子にとって、愛しい男子の役に立つほど、心楽しい事があるか?」「ずっと、俺の帰りを待っておったのではないのか?」と三段構えの口説き文句。由良姫これで堕ちちゃうんだ…。

まあ玉木さんに言われたらそりゃーねってなりますが、これも使用場所に注意だなあとつくづく思いました。

うーんそりゃあ好きな男の役に立てたら楽しいけどさあ。。ねえ。

ほんとに義朝さんは攻め気質にあふれていると思います。

清盛さんは清盛さんで「もう、そなたでよい!皆後添えを貰えとうるさい。そなたは俺に惚れておる。子供たちもそなたに懐いておる。あとは俺が、そなたに惚れれば良いだけじゃ!」というろくでもないプロポーズ(by頼朝)って言うかお前が言うな頼朝。おまえなんてプロポーズ一つ出来なかった草食系の癖に!

ちなみに盛国さんは時子さんを呼んだらしいので、彼はこうなるように仕向けてたんじゃないですかね?

明子さん大好き盛国さんでしたが、そんな姑の目にも叶う人だったのですね時子さん。

次回祇園乱闘事件ですが、それはともかく予告の義朝なんぞ。

「清盛を流罪になぞさせるものか」

相変わらずツンデレでなによりでございます。気が思わずたかぶっちゃうんだからね!