なんだか明治のころのひげの生えた木戸さんの写真を見つけてしまってこれはないわーと思っています。
いや…えー。私大久保さんとかあのひげにむしろ愛しさすら感じるんですけど木戸さんはないわ。なんかゴリラっぽくなってるし(それは近藤さん)。
こんなこと言ってますが私は同級生の前で桂さんまじイケメンと連呼してドン引きさせたことがあります。
いつだったかなー…中学3年の時に修学旅行で「ジャンプでは××とか、あと銀魂とか読んでるけど」みたいなこと言ってたら知人に「いやあれはジャンプの中では打ち切りになるタイプだよ絶対すぐ終わるよ」とかぬかされたのですがざまああ!今日まで生き残ってるぜ!!
そもそもあの頃私は新撰組が好きで好きで大好きで、だから読んでたんですよねー。
あともちろんギャグが面白かったから。「私に構わず逝って二人とも」とか。「よしよく言ったついてこい盃を交わすぞ」とか。そういう言葉遊びが適度に入ってるあたりが好き。西尾維新はちょっとやりすぎな面もあるというか最近知ったからもうついていけないよ若いノリに。
新撰組が好きだったんだ。そもそも。
新撰組ってやっぱりこう思春期の腐女子(なんだそれ)が一度は通る道じゃないですか。じゃないですかと熱く語られてもと思う方は一度すっ転んでみるといいと思います。
ただ私は友人に薦められたgreeの幕末志士の恋愛事情も3日でログインしなくなったという人間ですので、夢小説が壊滅的に駄目です。そっちまで楽しめたらもっと幅広く楽しめたと思う。
だって!最初っからお目当ての人がデレすぎなんだよ!それにストーリーがアレだし!(私が夢小説の何が駄目って例えばご都合主義でいきなり沖田さんとか土方さんとかと出会って守ってもらうじゃないですかアレが駄目!いやそういう妄想したいけどやっぱり駄目!沖田さんはDTで土方さんは女好きであるべきだ!←タチが悪い)
新撰組は一家の要としての近藤さんがいて、近藤さんはちょっと馬鹿であほで底抜けのお人よしで、そんな近藤さんを支える土方さんと沖田さんっていう試衛館コンビ(+源さん)がいるっていうのがね!理想なんですよこちとら!
なので銀魂はそこから外れてないからまあだいたいOKです。
そりゃ最初沖田さんの土方さんへのドSっぷりに目を剥いたけど(そのころ私は土沖だったのさ。まあ今でもそうだがな!)、あれは愛情なんだと思いました。それか子供の癇癪?
丸ごと受け入れる土方さんがいてこそ成り立つ。ならばよし!!そこだ!
土方さんがおとこまえで死にそうです。
一番そう思ったのはミツバのお話だと思う。
そりゃあ史実ではミツバさんことおミツさんはすっげー強いイメージだしどう考えてもトシとは相思相愛になりそうにない人ですけど(その分二人して沖田さんの兄姉なんだよそれでいーじゃねーか(妄想))、沖田さんの設定がそこに受け継がれているとなれば話は別です万歳。
総ちゃんはもう今更土方を抹殺することはできないと悟っているかもしれないけれど、土方さんがいなくなれば近藤さんの近くにいられると思いつつ、土方さんはもう自分が何をやっても死なないと思ってるんじゃないかしら。だからこそなんでもできるし、Sの人にはそういうMも必要です。
銀さんは過去を背負ったいぶし銀かと思いきやあのヘタレ。最初にまさかね、戻ってくるとは思わなかった。最後で格好悪くても助けるってあたりはよかったけど。
でも私は銀さんのその思想はあまり好きじゃなくて、周りの笑顔を守れずに皆を守れるかっていうあの理論はやっぱり嫌い。そうじゃない。皆を守るために大事なものを守れない時もある。それが上にたつということだと。
今は銀さんはよろずやなので、そういう立場でこそ言える台詞ですけどね。
んでだ。
ここまでの設定だったら何も私は泣かなくて済んだ。
ていうかこの銀魂の設定自体がもう泣きどころなんですけどどうでしょうか!!
えーっと、これって要するにあの幕末で攘夷がならなくて尊皇もならなくて、夷敵に日本が蹂躙された(言葉づかいが長州っぽくなってるわ)あとのお話ってことだよね?
それで皆生きてて、ってなったらもう攘夷の人たち哀しすぎるやろ!!
泣くところです。
そんな設定でも、街の人たちがいきてるのが怖い。少しずつ影響が出て、天人たちがめちゃくちゃをしつつもそれに慣れてしまっているあの世の中が怖い!
桂さんはもう私の中では明治になって鬱になった人みたいなちょっと病弱なイメージがあるんですが、それはどこぞに置き去りにしたのか、でも穏健派だよなって思います。史実でも。
穏健派だったからあの蛤御門の変からのち逃げなきゃならなかったのよ!!
ただ一言言っていいか。
私の中で史実では桂さんと高杉さんは二人で百合なのよ!もしくは頑張って桂高なの!
なのに銀魂では逆だからマジで哀しいっす。どこのサーチ見てもそっちになるんだもの。
仕方がないので銀魂では銀高もしくは威高で我慢してます。(え?)高杉さんは受けだと思う。
坂本さんはまあね、あの人こうなるよね!どっちかっていったら商売人だもの。
坂本さんが一番史実っぽくていいです。あの人絶対明治の世の中では政治の世界には入らないで、もういっこ財閥つくるくらいのことはする。陸奥さんとか政界から呼び出してキレさせつつも頑張ると思う。
和む。あーどうして早く死んでしまったんでしょうね。(個人的には見回り組でも薩摩でもいい)
そう言えば歌舞伎町に薩摩出したってことは、銀魂ではもう攘夷派は長州しかいないわけです。それは哀しい。長州だけだったらやっぱり倒幕出来んかったんじゃないかなあ。
その後の世の、たとえば狂介とか俊輔とか聞多とか市とか、そういう子たちがまだ出てきてないような気がするので楽しみではあるんですけどね!まあ出てこないって言われたらそれまでですけどね!
高杉さん。
この人はもう中二病と言えない何かがある。
何が黒い獣の声が鳴りやまないよ!大好き!(え?)
だいたいあの格好がやばい。女モノの着物とか肌蹴すぎでしょお前さん。それでキセルで?片目が見えないだと?
吉田先生を奪った後のお話って言えばそうなんだけど、いや史実の晋作さんはもっと素敵な子だからね?それどっちかというと久坂さんでしょ>先生のことが忘れられない
晋作さんは先生の志を想いつつ、上海に行って現実を見て、倒幕をするという方向を、見誤らなかった。と思う。まあそりゃあ政治面の適当さはもう半端無いし、そういうことが出来たからこその久坂さんや桂さんの蛤御門だったし、功山寺だってついてくる人は少なくて、でもそんな人数で死を覚悟したってやっちゃう人だ。そしてそれを成功させちゃう人だ。
どんな不可能も本気になったらやれる人だけど、出来るって思ってやるんじゃなくて、出来るかな、駄目かもしれない、駄目なら駄目でいいや、よしってやる、そんな人間的なところが私は大好きです。
晋作さんはきっと明治の政府では…駄目だろうな…いい加減だもんな…絶対聞多より先に江藤さんに追い落とされてそれを何とも思わない人だもんな…。(班のお金で軍艦買っちゃう金銭面的にキレた人は駄目です)でも戦だけは出来る。よ。
政府で頑張ることは昔小姓さんやってたし出来るような気もしますが、どっちかというと外交官とかにならなれそう!あのエラい態度!外遊組になれる!
そして桂さんに近寄る大久保とかのいい盾になる!使い道発見>俊輔とかなる。どうでい。
間違えた、そんな史実パラレル~もし晋作さんが生きてたら~なんてどうでもいいんだった。
晋助さんの方の高杉さんだ。
そっちの高杉さんはもうなんつーか破滅に魅せられた人であるからして(恥ずかしいわ)、この人の救いは死ぬことしかないんだろうなって思います。死んで先生のところに行くのが一番いい。先生に怒られなさい。彼は先生のところに行きたいのか、それともあの時代に戻りたいのかどっちなんだろう。
たとえテロが成功したとしても彼にはもう救いは訪れないと思う。あーあー。
勢い余って61話見てしまいました。あれは桂さんの報われなさがやばい。というか桂さんは本当に優しい人だと思います。だからこそあれだけ、自分を売るような真似までされても「友を変えることもままならぬ」と、友と言えるんだ。
どうでもいいがあの時の髪の短さ、あれは素敵だ。似蔵の唯一無二の功績と言ってもいいだろう!!
それでお互い変わったら一番に殺すし、だから高杉さんも殺すんだよ二人とも。あのハモリやばかったよね?
今でも心の奥底に昔のあれこれがあって、それでも今を生きるそんな彼らが好きだ。
ところであのシーン、本当に高杉さんはもうこの子たちをどう思ってるのかなあ、と。高杉さん的にはたぶん最善の策を練ってきて、それでも桂や銀さんが生き残れると思ってるからこその春雨なのか、それともこんなことごときで殺されるようなやつらなんか世界ごと壊そーじゃねーかってことなのか、後者か。
後者ならそれはそれで…もう殺すとか高杉さんの愛情にしか見えないよ…。
だって「俺たちから松陽先生を奪った」…だと…。俺たち、って俺と誰のことですか!!馬鹿かお前!!
「俺たち見てる方向昔っからばらばらじゃねーか」って本当に松陽先生の前でもばらっばらだー!!先生こんな奴らによくにこにこしながら教えられたな!
史実の松陰先生はいつもテンション高そうなイメージがあって、テンションあがるとまじなにするかこの先生わからんぜっていつも皆思ってたと思う。というか長州ってまともな人桂さんくらいしかいないからね!!びっくりするくらい(周布さんとか来島さんとか)おっさんたちが元気よく後先考えないからね!!あの高杉さんが「…おぅ」ってなってるから相当だと思う。
ところでこれ高杉さんが史実通りで桂と銀さんが同い年だったらどうでしょうか。
A.禿げる。だとするとあの時の桂さんの愉悦の笑みは幼子のやんちゃぽくて可愛いね!
だって「いつから違った、俺たちの道は」とか「俺は今虫の居所が悪いんだ」とか「失恋か?」とかの台詞を妄想するにこれはもう恋ですね!!
史実でもし万一キレた高杉さんが無茶をしたらこうやって高杉さんを止めに来るんですよ桂さんは!うるああああああああああ!!!!そんな幕末に晋作が絡むと胃を痛めながら頑張る桂さん好き!明治のうつ病な木戸さんよりも!
ちなみにそのあたりのことがわかっていて銀さんは「友達なんていたかお前に(アレ→高杉は仲間だろ友とかそんなんじゃねえ)」って言いたかったんだと信じてる!
最後に逃げる時に銀さんが桂さんにわけわからん場所で抱きついていて吹きました。