THE MANZAI 5

 

The MANZAI〈5〉 (ポプラカラフル文庫)

The MANZAI〈5〉 (ポプラカラフル文庫)

 

 

中学生か。いいですね。よく考えればテニスの王子様方もほとんど同じ年なんですね。なんてこったい。

人間は、面白い。(こうと決めつけることのできない多面性があるから)…これを悟ることが、私の今年の目標かもしれません。去年の目標だったけどいまいち達成できなかったから。…去年は達成しやすかったはずなのになー。

 

初っ端から●●(伏字)とは飛ばしてくれます。挙句ラストで「そんなに強く歩の●を握るのをやめてください」…いやだってほら、伏字と言えば伝説のみなぎわ、○○が××ですから私にとって。だからもうね、…はははっ。

森口が素敵に腐ですね。っていうかあとがきもあとがきだよ。笹生陽子さん。「つまり瀬田君が「受け」で秋本君が「攻め」なわけですね」って文章中にナチュラルに言わないでください。なにが「つまり」なんだっての。森口は作品中で一度も腐女子と名言されてないと思いますけど。「メガネ男子」が大事なのはごく一部の女性だけだよ。市民権を得ていない言葉を普通にあとがきで使わないでください。

 

調和を保つ、ことは、本来、というか私が考えている意味としては、もっともっと自由で美しいはず、なのだ。和を乱さない、でもなく、空気読むなんてことじゃなく、他人に合わせて生きるんじゃない。たとえば逸脱したとしても、そこに新たな調和を作り出すことが人間の多様性ではできるはずなのだ。個人の能力の発揮なしに、調和の美しさなどありえないと思う。

だからって自由というのは、酔っぱらって階段踏み外した歩の、重力から解き放たれた状態、とも違うのだ。生きている限りついて回るごちゃごちゃがなくなったのが自由なんじゃないと信じたい。そんなのは死と同じ。いや、まさになにからも自由になろうと思ったら死ねばいいのだが、そういう自由を、私は求めていない。あくまで、前に進むための、原動力だと。