The MANZAI 4

 

The MANZAI〈4〉 (ポプラカラフル文庫)

The MANZAI〈4〉 (ポプラカラフル文庫)

 

 

この本を読んで、本当に自分はもう子供ではいられていないのだと実感しました。桜庭一樹の小説を続けざまに読んだせいでしょうか。

森口と高原との恋愛。好きな人と一緒にいたいから、高校のレベルを下げてしまう。

ちょっとこれは母親のほうが正しいのではないかと思うのですが…。そう思うのは私が偏差値弊害の申し子だからでしょうか。

なんか違いませんか。それは。自分の人生にかかわることなのに。一緒に居る時間くらい高校が違ってもきっとできるんじゃないか。きっと大人の言い分は私にはすごいよくわかります。

逆に、歩の考えは甘いと思う。日本社会が偏差社会である以上、どこの大学に行ったって自分の努力しだいでなんともなるっていう意見は甘いです。だって高校、場所によって色々な差がありますもん。

それでそのうちその落差に気付いたら、高原が疲れてしまう。いずれそれが原因でなにかしらの齟齬が見えてきてしまう。

メグはちゃんと断りました。写真を見て言ったんだと思いますが、いやあ痛い。「友達だよね」ってキツイ言葉だと思いませんか。

その後の秋本はかっこういいです。 

私、この二人(ロミジュリね)見てると、なんだかドランク○ラゴンのお二人を思い出します。私は一方の方が書いていらっしゃるBlogが本当に好きなので。大好きなので。

そしてこれは映画化も漫画化もしているとか。おねーさんびっくりだぜ。