落日篇

銀河英雄伝説〈10〉落日篇 (徳間文庫)
 

一番頑張ってたのはユリアンだったなあ、と。

カイザー?例によってわがまま癖が復活してましたよ。「逃げまどうのはいやだ」きたよカイザーのわがまま!い・や・だってあんた!

キルヒアイスをお返しします」今まで借りてたんだね!?と思いっきり絶叫するかと。

ロイエンタールがいい仕事したねって今になって認められてるのにほっとするやら何やら。

その一方、なんだか今回ミッターマイヤーが全面的に偉い偉いと言われて重要な役割から遠ざけられてるような気もします。いいか…子供はこれだし。ロイエンタールの生まれ変わりどころかラインハルトの生まれ変わりとか、もう人生楽しめばいいと思うの。

あとオーベルシュタインは最後の大掃除をしてこの世を去ったものと思われます。自分が死んだことを意図したかどうかは定かでないけど。でも少なくとも、この世界からは去るつもりだったかもね。

 

「政治なんて俺たちには関係ないよ」という一言は、それを発した者に対する権利はく奪の宣告である。

 

民主主義って、何気に直江ですよね。っていうかなんか高耶さんと直江っぽいですよね。直江のそういうところが好きです。はい。

でもそれはトリューニヒトに権利を与えるも同じこと。撰ぶ者の目による。さあ、私はどうしようね。

 

あとアッテンボローが最後までいてくれて涙ぐむかと思いました。格好いいこと。

だいたいあのラストの特攻の仕方はまるで日本です。怖い怖い。