月下の迷宮

月下の迷宮―私設諜報ゼミナール (講談社X文庫―ホワイトハート)

月下の迷宮―私設諜報ゼミナール (講談社X文庫―ホワイトハート)

 

塾…香港…って考えてネットで検索してようやく思い出した、昔大好きだった本。ありがとうネット。

 

薬剤師さんになりたいって、頑張る洪明君。いやー、今時薬学は滅びるでー。

そして塾講師って確かに怖いもんがありますよね。家庭教師ならまあ昼間は学校なのは重々承知ってなもんでしょうけれど、塾講師のいい歳したおっさんってわからんよね。昼夜逆転生活でもしてんのかしら。

 

仁さんは洪明君のどこを気に行ったんでしょうか。仁さんの洪明君ラブっぷりは最後まで変わらんかったなあ。

「はばかりながら飛鷹仁、飛行機の操縦なんかするのはヘソの緒切って初めてだ」

ていう仁に、洪明君が手を重ねるところ。一緒に逝ってあげるから、みたいな。(そんな気持ちはなかったと思うけどさ)

そして手を重ねる癖がついてしまったらしい洪明に、おたおたする仁さんがこれからいるかと思うと胸熱ですね!

 

それ以外にも彪馬さんの知られざる苦労とか。お兄さんは苦労性です。