まちがいだらけの一週間

 

 

表紙で殿下がくわ持ってます。端的に表し過ぎだこの表紙。

 

ああ、あそこまでズケズケと自分に正直に生きられたら。

ファリスならではの感想でした。

 

「サイフなんて庶民のもつものよ」

さすが殿下。まあ確かにマジものの金持ちは家にお店を呼びますしね。

「名前が違えど薔薇は薔薇」

 

「われわれとて、きみから見ればシモジモにちがいないが」ダナティアが反論するまえにつづけた。「共同経営者だということもおぼえておいてくれたまえ、ダナティア・アリール」

かつてこれだけまともな言葉をサラがダナティアにむかっていったことはなかった。

サラがかっこいいと本気で思った瞬間でした。セスかい。

 

サラに恋、ですか…人間ってわからんものですね。ゾウリムシとミジンコを褒め称えるような感性の女だけどね。

 

「そえものの夫はいらない」

そえもので満足するような、そんなパセリのような男はもっとねがいさげだ。

ダナティアの両親は弱かった。それはそれでしょうがない。でも、ダナティアにそんなことをたずねさせてしまったのは失策でしたね。それをたずねられるようになったダナティアもそれはそれでよし、って感じですが。

そして選んだのが…。皇帝、一瞬固まったんじゃないでしょうか。

 

アル恋愛な巻でした。つーか相棒と流星、それって3●なんじゃ…。。。