一角獣の繭

 

一角獣の繭  建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)

一角獣の繭 建築探偵桜井京介の事件簿 (講談社ノベルス)

 

 

とりあえず蒼。それはね、恋じゃないから。今現在、一角獣に会ったというのは恋じゃないから。むしろ頭の病気だから。

繭の中にこもってしまう彼の恋愛。前作がそりゃキツかったのは認めるけどね、あの過去を持った君があれだけ庇護されてきたんだから、もっと成長していなさい。むしろ蒼の周囲だったらなんのキツい過去もない翳が一番キツかったと思うけど。

あと京介への気持ちも恋じゃないから。それは親慕ってるだけだから。だから本格的に独り立ちしようね!ってところで待て次回。

 

以来、桜井京介の消息は杳として知れない。

だからなんなのよ京介ー!私は深春や蒼ファンなので、一発京介を殴ってやりたい。だってね、さんざん過去が過去がってそりゃそうかもしれないけど、たぶん蒼の過去だって普通の人が経験し得る過去を軽く超えてるよ?それ以上の過去ってどういうこと?ていうかその過去にいつまでもこだわるってどういうこと?泣くよ?私が。

もう一言言わせてもらえば、人間であってくれよ、京介。

 

で、彼女のHPにあった、「どっかの作品に年食った京介がでるかも」の一文で、とりあえず未読のものを読んでやろうと思う。…どの本だよ!!>魔女の死んだ家、らしい。