山科区文化財公開

天皇陛下が代替わりすることで非公開文化財特別公開やってるので、京都までいってきました。

歴史的な瞬間に立ち会っているわけですが、こんなものか~という印象。普段年号がころころ変わる世代を学んでいるおかげです。年号が変わるとでもやっぱり心機一転はするな。気持ち的に。イベントとしては特に意味はないけど、特に意味のないイベントとして受け止められるのいいです。まだ余裕がある。
GWのさ中なので新幹線は混んでますね。普段疲れたおっさんしかいない新幹線に子供がいるの新鮮です。この年齢になってはじめて、子供を連れて旅する母の偉大さを知った。
印象として京都はあまい混んでないですね…え?こんなもの?という。普段地獄のような京都を見ている分だけに。欧米人はいてもそこまでアジア人はいないし、大丈夫か一大観光スポット京都(大丈夫なんだろうけど)。

山科区を今回攻めました。まああと長楽寺もいきたかったっちゃあいきたかった。
今回みたかったのは毘沙門堂の迦陵頻伽と初公開の安祥寺です。

毘沙門堂

久しぶりに思い出したけど、毘沙門堂ってこういうクソ田舎にしかないんだよな…。私の想像より山科区が栄えててビビった。スタバがある(そこ?)
もともとは文武帝に言われて行基(おまえか)が開いたらしいが、結局毘沙門堂毘沙門天最澄延暦寺根本中堂薬師如来のあまった材で作ったとのこと。お ま え か (一隅を照らし続けとる)応仁の乱で焼けて、天海が再建した。お ま え ら(姫神さまに願いを
どっちかというと徳川の寺なんだな~なるほど。山科にあるとか、ここを素通りできなかったってことでしょ?近くに輪王寺宮あるしそりゃあこの山科は徳川なんだな。珍しい。京都にしてみれば。
円山応挙やふすま絵もだけど動くと絵が変わる、というのがこのあたりのトピックだったのかしら。そういうのが多かったです。天井龍も。狩野派です。そりゃあ狩野派だよ…
ここのふすまに、鳥合わず、というのがあって、要はとりあわずなんだけど、その部屋に通されたら今日はとりあってもらえませんよーってことを悟らないと入れない、みたいな話をきいてあまりにも京都で震えた。
迦陵頻伽やっぱり可愛いなー好きだなー。下の青もすごく珍しい色だとか。

●安祥寺
そこから琵琶湖疎水をぶらぶらして安祥寺へ。途中で洛東もあって合唱してた。
安祥寺は初公開。いいなあ。文徳帝の順子様の
ちなみに御朱印めちゃ並んでました。十一面観音像がすごくつるつるなんだけどこれは木造なのかなあ。ほかの四天王もちゃんとある。あとは一部国宝になりそうで、なったら博物館にいることになるよう。
外も一木造とか寄木造の像とか普通に堂の中にある。
あと朝鮮出兵のときに没収された鐘が安祥寺と安曇寺と間違えて返されたってのも書いてあった。

随心院
時間があったのでここまで。できれば勧修寺もいきたかったけどこれは時間切れでした。(凛ー!)
小野小町伝説の場。小野はなにせあの直虎で小野ー!一族ー!ってなるけどその小野ではなくて、有名なほうですね小野。篁の孫、道風のいとこで、仁明帝の更衣。位の低さにびっくりする。藤原とは反目してたんだな。
つつじがきれいでした。全体的に柔らかい雰囲気の寺さんです。九条家もそういうお人柄だったのかな。