地上より永遠に

ヴィクトール大好き!ヴィクトールとユージィンの関係が大好き!

ユーベルメンシュは片割れが大事って結構臆面もなく言い放つよね彼。

願い続けた、復讐の完成の刻が。 

ユージィンにとって、ヴィクトールは鏡だった。

それでもおまえよりは、はるかに輝かしい死だろう。おれは、最期の瞬間まで、おれの思い通りに生きた

ユージィンを支えていた鏡像をうち砕き、また自分を支えてきた鏡をもたたき壊した。

ヴィクトールは最後に鏡像に打ち勝った。その瞬間のためだけに、生きてきた。

ヴィクトールは、ユージィンを真っ直ぐ見つめていた。

青緑の瞳。美しい邪眼。

全てはここから始まった。

だから、最期の瞬間まで、その光を見つめているつもりだった。

自分をうつさないの瞳など、見たくはない。

この世で唯一、虚像ではない自分を見ていてくれたはずの瞳なのに。

…それは…すでに……愛と言いませんか…(呆然)

ヴィクトールは、ユージィンが血の宿命によって殺されるのを恐れていたのを知って、あえてそうはしてやらなかった。それが彼の復讐。

さらに周囲に“本当の自分”を知ってくれる人がいなくなることの恐怖を与えた、と。

こういう男同士の執着が好きらしいです自分。そうか、別にギシギシしてなくても惚れるのだな。

最初っからキャッスルとエイゼンが仲いい会話してていいですね(あれが?)

最初(ジャングル戦線異常あり)の頃エイゼンがキャッスルかばったとか一緒にわけわからん幅の谷?跳んだとか思い出します。クルツといい、ロクなのがいないわ狙撃兵。でもこの語り口誰かに似てるって散々考えて、ヴィクトールが諜報って言ってくれたお蔭で思い出した、ヨザックだ。

つうか正直言ってメイエちゃんを失ったのはエイゼンにとって痛手だと思うんだよ…!あれはショックだったもん。うそおおおって。士官学校時代に、次代を担う有望な2人だった彼ら(サウルとメイエのことだ)がまさかって。メイエはサウルよりも長く生きて、正論だけでは文字通り生きていけないって知ったはずなのに。

また壊れるのはいやだったんだ。楽しみだけど、いやだったんだ」と。キャッスルたちとの行動というよりどっちかって言うとサウルのアレはたいしたトラウマだったんじゃないか、と。

誰かと混同して言った、と言われて、まぁ実際サウルが見えていたんだと思いますが(だって彼は死にかけ)、もしかしたら見えてたのはキャッスルで、キャッスルやエーリヒがちゃんと生きてることを、サウルに向かって誇ったならなんかそれでもいいと思いました。

人生の暇潰し的な感じで捕えていて、サウルとの約束もあってキャッスルの側にいたようなエイゼンが、マジになって行動したのは初めてかもね。

だから「愛を探す旅に出るので、探さないでください」は割りと本音だったんじゃないかと。愛っつったら語弊があるけど、エイゼンからキャッスルへ(それはつまりサウルへ、やメイエへ、といったのと同等だと思う)の想いに一区切りがついて、じゃあ今度は愛を、的な。愛ってものがようやく理解できたから、きっと彼は惑わないんじゃないかしら。

エーリヒいい子だよね(^^)マックスとエーリヒについてサリエルも気に入ってるのは嬉しい。

「結婚して欲しいんだけど」「そりゃ私は今まであんたに殴る蹴るの暴行を繰り返してきたし、あんたの親父と不倫もしたし」「とりあえず順を追って口説いていこうと思うのよ」

キャッスル…(ラファエルのように頭を抑えて)

でも「しょーがねーから、親父も引き受けてやる」なんて言えちゃうラファエルだもの大抵のことには屈しないよね。 

それで(なんかコレどこかでも語った気がするんだけど)、最後なんてラファエルはキャッスルのこと覚えてないんだよ?なのに読後感が爽やかなのは、単にキャッスルの今までの行動故だな、と。暴行を含め、まぁ色んなことを前向きに(時々文字通り)打破してきたキャッスルとラファエルだからこそ、変な言い方だけど信頼がおけるんだなぁ、と思います。幸せになってくれる、という。未来が見える。

私の中で、キャッスルとラファエルは永遠に幸せなのだ。ならば、それでいい。