極北からの声―フルメタル・パニック!サイドアームズ〈2〉 (富士見ファンタジア文庫)
- 作者: 賀東招二,四季童子
- 出版社/メーカー: 富士見書房
- 発売日: 2006/07/01
- メディア: 文庫
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根暗親父の過去話。これを読むとカリーニンの決断に1ミリくらいの共感をするようなしないような。
『慎重な楽観主義者』となるように。今こそ。
飛行機事故というのは理由不明なものが多いですよね。あのJALの事故だってそう。結局わからないけれど、それでも現場の方々が必死に頑張っていたことだけは賞賛すべきことだと思う。
宗介は結局誰かってのはわからないのね。そのあたりもうちょっと引っ張れたよね…。親が死んでたらしょうがないか。そしてカリーニンの言葉が今の彼の無愛想さを作ったかと思うと涙がでる。「肯定だ」て。
あとカリーニンさん、野暮ってわかってるけど、「いきなさい」には「逝きなさい」という変換もあってだな(ry
「テッサは母似」って怖い怖い!やだ変な伏線張らないでください!
『私はまだ戦える。力を貸してほしい』
大海のただ中で聞こえてくる声は、いつも私にそう訴えかけている。
マデューカスって本当に真面目で素敵に陰気だなあ(あれ?)
東西の冷戦構造が終わっていなかったら、そんなif世界であるフルメタを読んでいるうちに、カリーニンの理想に共感しそうだ。
そして核を使われたことによる贖罪の戦い。彼女は常にそんなものをウィスパードのせいで持っていなければならないとしたら、かなめがそうならないように心を砕いていたとしてもおかしくないな、と。