隣の百合は白

彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)

彩雲国物語 隣の百合は白 (角川ビーンズ文庫)

 

そもそも表紙がアレです。あんた誰。髪下ろしたトコ初めて見たわ。 

確かに百合姫の話は主ですけど…はっきり言ってサブタイトルは「紅家三兄弟VS縹家と先王」って感じです。紅家って紅家って…υ

紅家ってホント王族のこと好きよね、ってちょっと思いました。藍家が傍観に徹する一方でここまで関わるのはある意味すげー。まあ理由あってのことですが。だからバランス取れてるのかなあ。。

「恋愛指南争奪戦!」

櫂瑜(この瑜の字、周瑜公瑾と一緒…)じーちゃん、カッコつけすぎ。

静蘭も、米蔵門番の仕事をそんなに簡単に放り出すな。たぶん昔の完璧な清苑公子を知る面々は面白がって影で見ていたと思われる。

しかしこの指令の内容、羽林軍将軍って何でも知ってるんだな…

前回の本編にあったけど、悠舜は何者よ?う~ん、先王の息子?か玉環伯母系?はたまた邵可が殺した系か…

↑今回の新刊に出てましたね。黎深でした。

でも私は信じてます。

「お伽噺のはじまりは」

 邵可の話。いやむしろ紅家三兄弟の話。邵可はいままで大人っぽいかったけど、所詮は青くっさい40歳なんだよ、というか。

この話の流れだったら、薔薇姫が「阿呆じゃないのか」と邵可に言った理由が解る。

っていうか先王。「気が向いたら拾いにいけ」とかさらっと言ってんじゃない!自分の息子がヤられてんの知ってたらもうちょっとこう…邵可もさっさと救いにいけよ。

…アレ、よく考えたら少なくとも王と邵可あたりは殺人賊のときの静蘭を知ってた、ってことに…

………。

………………鬼畜…。

でも冷静に考えて、今回の新刊で色々わかってアレですが、天つ才も持たない邵可様が彩八仙を除いたら一番大御所な気がする。もちろん皇族な方とか異能の方とかいるけど。まあ動く時期を間違えたような気もする…が…;;

地獄の沙汰も君次第

 鳳珠の一夏?の恋と黎深が結婚するまで。

いやー、鳳珠にハマったよこれは。なんてイイ奴なんだ。別に変だ変だと言われて奇人と改名することもないくらいマトモな好青年。

そして絳攸。うん、いくら人からみたら蟻地獄な状況でも君が幸せと感じる場所がいいんだよ。と肩でもたたきたくなる…

…本編でやたら絳攸と黎深のからみ(変な意味じゃなく!)が出てくるから忘れてたよ…黎深って結局こんな人なんですけど―!

 怖いおじちゃん、そのお手玉はお手製ですか。ていうか静蘭、どうやってずっと持ち続けてきたの。

 ヨメになってくださいと百合に書いたときの玖琅の顔が見たいわ。

まぁあれだ、黎深はツンデレだし(むしろツンツン…)、百合はほだされちゃったのね。なんかそんな感じ。モロ、「あの人、私がいないとダメなの」な気もするが、本人が納得するならそれもよし。

…鳳珠は……まぁ…ねえ。もう1人ちゃんと自分の顔が見れる柴凛は悠舜しか無理だし…(アレだね、鳳珠の顔が見れる女性って大抵悪夢の国試組の「この人しかっ!」っていう存在だっていう…)

歌梨さんとかダメかなぁ…。死ぬかもしんねえけどこの人…。

 

でもこの話読んで、黎深が心底どうしょうもないやつだったことと、悠舜は黎深の味方だなって確信しました。うん、大丈夫!

信じることです。ていうか双花双玉、おまえら頭大丈夫か。ホントに後の世に大絶賛されんのかおまえら。

 

↑2008年12月20日

 

2008年から私は同じことを心配していたのですか。双花双玉について心配しすぎですよ私は。

 「死ぬ気で逃げろ!俺が邵可様にとりなすまで生きてたら希望はある!!」ってあの絳攸が蹴りだしたくらいだからすごいものがある。頑張ってるな彼。好きだよ。

「趣味、貧乏とかですか」静蘭が公子って知ってるのかしらね?どっちでもいいですけどとか言いそう。「君のような男は何があっても金には困らないはずですが」って完全にトラウマつついてない?確かに静蘭の場合「趣味・貧乏」だけど。

劉輝はなんだかんだと武術は強かったのよねー。ついうっかり忘れてた、周りが人外すぎて。でもこの大将軍二人に「強かった」と言われるなんてすげええ…過去形?じゃないよね?

「まったく王になどなるものではないな。私には心の友がいて幸せだ」

龍蓮もですけど、やっぱり劉輝にも幸せになってほしいな…。いや歴史書的に劉輝と静蘭は幸せになれると思うので、やっぱり一番心配なのは龍蓮です。

短編読んでるとなんとかなるような気がしてくる。あんなの出すからわけわからんことになったんじゃ…

 

というか櫂瑜じーちゃん最強じゃね?知っているのかそうでないのかわからないとまで言わせて。彩八仙すらびびらせる、彼こそは最強なんじゃないかと思います。

しかし邵可の苦労は半分以上百合と同じなんじゃないか。少なくとも黎深は百合がわりと受け持ってるぞ。

「この世の誰よりも大事な人を、人殺しのいいわけに使うな」お兄ちゃんだったから彼は人を殺さないといけなかった。大事な弟に平気でうそをつく理由。でも守られてることだけは知ってたから、彼らは兄が好きで、黎深はおとぎ話を信じてる。

…でもこれはどう考えても黎深のトラウマになってんじゃねーか。

 

先王のツンデレっぷりが最強な件について。いやなんというか、思わず暇になって邵可が琵琶弾くようになるといいね。あと1冊でそんなことが起きるとは思えんが。

ほんのすこしでも綺麗事が許された、あの瞬間を。秀麗のすることは確かに信じられないくらい綺麗事だけど、それを目指して彼女はど努力したし、彼女だけじゃない過去に彼らが努力してきたからこそ、というのはあるからいいです。

 

譲葉の存在はなんだこれ夢小説?と思ったくらいあざといキャラ設定だったけど、これはこれで気に入っている、そんな自分が悲しいわ。

黎深は…うーん百合と邵可にほだされたっていうのもあるんだなー。百合が世界の規律なら、従うと思ったのかもしれないし。

「大切なものは、自分で守れ」そのために、まずご飯食べないと。

もう百合は疲れていた。でも彼女は『強いからこそ美しい』百合だ。先王のいいお兄ちゃんっぷりも見れて満足すぎるわ。ていうか腹の中で大爆笑してたんだろうなあ。

 

なんか腹立ってきたのはさー、あの王位争いだか何だかの時に何もしてないじゃん貴族組だってさあ!おまえら仕事しろよ!なんで劉輝が国王にならなきゃいけんかったのよばか!

2024年↓

改めて読んで見て、やっぱりどう考えてもこの時満喫してる悠舜にあれこれ言われたかねーんだよ、という思いが消えない。彩雲国、キャラとか短編とかはすごく好きだったけど、長編の持ってき方とか伏線のはりかたとかが合わなかったのだな。こんなに大人と子供の話を短編で書いておいて、子供でもいられなくなってしまった双玉の話をあれで終わらせないで欲しかったな。ラストの冬の華もなんか…コレ読むとコウ!!!!(絶叫)になっちゃうほんまむり、なんかもうかなしい。