中高時代に熱中した漫画って、どうしてこう心に響くのでしょうか。
少なくとも22歳の女が、読みながらついうっかり泣いてしまったのはどうしてだ。
泣いたお話は、夏祭り?の時の話です。まあ友人には「ラッシーがさあ!」で通じるのですけれど。
いつもおかしい罠男千尋が、さらにおかしくて。「助けて」も言えない千尋が、切羽つまってやってきた。
…のはいいけどよく考えたら千尋さんにとって、世界はラッシーかそうでないかに二分されてないか?自分と親しい人=ラッシーって名づけてないか心の中で?
ま、まあいいです。いつも「もう、何日寝てないんだ?」で泣くから私。健吾君が千尋さんのおうちに電話した時も(ていうか会話した相手はあの真尋さんか)。千尋が「ラッシーじゃないんだ…そっか…」って言うところとか!!
吹雪ちゃんやアゲハの服装も、当時真剣に見たものでした。可愛いんだもん。
吹雪は委員長で男勝りで、だけど段々女の子になっていくところが素敵でした。男装した時も大和に「逃げる?」って言われて逃げちゃったし。
そして健吾君と付き合い始めて吹雪ちゃんがそれを隠してるところ。その話と、小林クンのトラウマ話は結構被っていて(つまり周りの皆と離れてしまうけど、それは思い出を作らないとか大切な人を作らないとかそういうことじゃないんだよっていうの)、千尋の助けを借りてうまく克服したみたいなところがよかったです。
千尋と二人で、吹雪と健吾を罠にかけて、「見てらんないよ!」って言うところとか。いい笑顔や。
吹雪の家の雪人君はなんだかいつの間にか大人の男になっていましたが…(あの時は健吾がヘタれすぎただけか?)
でもそんな彼もきっとなんだかんだあるのだと思うと愛しいですね!!
ホワイトデーとかバレンタインデーとか、女性の可愛らしさ、素敵さについては存分に吸収出来たと思います。
等身大の高校生。(いや向日葵高校はほのぼのしすぎててどうかと思うが…。最初はもうちょっとぴりぴりした学校だったのに、大和の存在で一気にのんびり学校になっていったよ。これぞぽっぷんコメディ)
真尋さんの恋愛はもうなんつーか大人過ぎたよ…なのにどうして息子の前では今だツンデレ…。
あれは「聖はいぱあ」の黒崎とアディ(だっけ?)に通じるわ。っていうかはいぱあはものすごく大人な話だったのだな。
前に進む事。それは大和は向日葵高校に入って小林ーずと学んだことだし、逆に彼らも小林クンからたくさんのものをもらいました。
でも大和の傍にいつもいたのはやっぱ千尋ですよね…。「俺は俺だもんね」みたいな。
最終的に千尋がどこまで大和と一緒にいるのかわからないですが…。怖い。いつまで追いかけるのかわからんから怖いわほんと!
そうだ千尋が犬扱いした先生。セルゲイ。いったい高校で何を弾いてるいるのだ。