勝利の代償

泣きすぎて死んだ。

あとNHKさんの鬼畜っぷりがひどすぎて、夏。(もう夏でしょ)

終わり方がひどいよ。「斬首せよ」、で、待て次回!とかないよ。しかも源氏も平氏も一門の長がなんでその手にかけてるのさ。なんでその手で斬らなきゃならなかったのさ。

あと「斬れませぬ」ってこういつかの大河思いだすのでちょっとそれはそれでトラウマですが、こういう使われ方ならこの言葉も満足だろうと思います(まあまだ見てないのですなわちこれはエア感想…!)

 

悪左府頼長様。

私は耕史君に組!ではまってはや何年か知りませんが、ああもう本当にお疲れ様でございました大好き!!

いや今は大好きと言えるほど心が落ち着いておりませんが。なんだろうもう死んだ。私喪に服そうかなあ。

逃げてる最中でもあれだけの書物を持ちだすとかさ、それを拾ってるうちに流れ矢に当たるとかさ。らしいし。

そんな主君を励ましつつお父さんのところまで連れて行った部下もやばい。敗軍の将となった主君に最期までついて生ける部下なんて並みたいていじゃない。好かれてたんだな。きっと身分は低いけど才能はある人で頼長様に見いだされたんだよ。

それで「ちちうえ」ってあたり。もうね、そこに還るんだな、あなたの思考は、って思いました。

父に見捨てられたから舌を噛んだのかな。でもそこじゃないんだ。絶望とかそういうことじゃなくて、もう行く場所がどこにもなくなってしまったんだろうな。

私この人のこと全然知らないんですけど(おい)、菖蒲若?とか呼ばれてたまだ幼き日があったらしいじゃないですか。

で、ここから先は妄想なんですけど、それで(側室の子だから)より父に認められたくて勉強したわけですよね。跡を継いで父の役に立てるって思った時、彼は本当にどれほど嬉しかったんだろう。藤原摂関家がかつての栄光を取り戻せる、その一手と想われて、どれほどの喜びを覚えたんでしょう。

それで面会を拒否されるということは、つまり自分の行動が藤原摂関家にとって害をなしてしまったことがわかってしまって。切り札たるべく育った自分が。

そうしたらもうどこにも行けないよ生きていけない。

 

それで翌朝に鸚鵡まじいい仕事した。我が子ってようやく泣けた忠実様が、ちゃんと頼長様の魂(と決めたんだあの鸚鵡を)を抱きとめてくれた。たぶんそれで報われたよ。

忠実様とか昔鳥羽帝と色々バトルってた頃が懐かしいですね。あの時は皆元気だったよ。

 

信西と頼長様

信西さんはまたこうどんどんキャラが進化していかれるので、私は今回彼の気持ちをおもんぱかることが出来てないのでまた落ちついてから感想サイト様を探し求める旅に出ます。

とりあえずね、まずご本人様が頼長様のお屋敷に行くでしょう?きっと「彼が所持していたもろもろは私しか価値がわかりませぬゆえ」とか言って来たわけですよ。

それで見つけた日記。

漂う木戸さん臭。(日記にあれだけごちゃごちゃ書いて、「世のために働く」って意志が明確なあたり)よかったー。木戸さんは大久保さんと夫婦扱いされてて本当によかった。あの人一歩間違えれば江藤前原コースだったもんなあ。

じゃなくて。

「勤めよや 勤めよや」

わかりました。私明日はあなたの喪に服すべく実習休もうかと思ったんですが、勤めまする。

「豪華な衣服や家来の数を求めるな。忠勤に励み、それで他人に嘲られても愧じるな。忠を尽くし、決して報いを求めるな」「いつか私が死んだあと、私を恋しく思うたなら朝廷に参るがよい。我が魂はきっとそこに留まっておるゆえ、そこで其方たちがよき国づくりをするを見守っておるゆえ」

これを読んだ信西様がどのようになられるかってお話ですよね。でも信西様は「泣けない」ってどっかで読んだ気がする。(次回予告で泣いてたのはなんだったんだ?)

信西と頼長様の愛憎劇については私どっかで書きたいです。語りたいです。信西が強気に罰を与えたのも、頼長様が亡くなって一本キレちゃったんじゃないかと思ってます。

 

ちなみに死んだ後に日記読むとかまじ悪趣味ですからね信西様!!その日記あれだろ確か「××日●●とヤった」とか書いてあるあれだろ。

国家の人としては本当に有能な人だったんだけど、私はちゃんと忘れてないですよ家盛の悲劇を。

 

平治の乱へのフラグ

「終わったー」と何度もかみしめる二人。今回唯一のギャグ。ありがとうツンデレありがとう。

本当にうれしそうなの。義朝ちゃんが。活躍できたことが。

だからwiki崇徳帝と頼長様を逃がしたことに対して罵倒されてたことは忘れてあげようと思いました。

あとこれだけきゃっきゃしてる二人がすぐ平治の乱と思うと辛いですねフラグですね。

強くなりたかった義朝ちゃん。面白く生きたかった清盛ちゃん。(そして美しく生きてる西行さん…)

このごろごろしていられる関係性いいよね。ああもう本当にこの髭切が!!

「友切りでは、縁起がわるい」「友か」「!そなたのことではないぞ!」「わかっておるわ!」

このクソツンデレが…!!!!

そして平治の乱を思うとこれもフラグ…しぬ…うんまあ友は切れなかったよね…。ああでもその遺志を継いだ頼朝ちゃんがもしかしたら使うのかな…止めて…しぬ…

 

平氏

時子ちゃんの顔見ると、帰ってきた気分になるそうです。よかったよかった。

叔父上がフラグを立てまくるんですがまあこれはこれでいいですがそうじゃなくて。宗子さん怖い(またか)

だって宗子さんが「あなたにこれ以上苦しみがないように」とかえ、つまり死ねって言ってる?(違います)(でも結果的にそうなるんだからさあ…)

叔父上は出来過ぎで奔放な兄を持つと苦労して尻ぬぐいするのは弟なんだよ!とおっしゃってましたが、確かに…。あの兄上実は舞子ちゃん庇ったりその子を棟梁として育てたりととんでもないことさらっとしたもんね。中井さんにごまかされてたけど。

あああと、播磨守になったことを素直に、珍しく素直に喜んでたことがね、いいよね。

あとその…叔父上を探しだしたのは本当に清盛さんがおっしゃったことですか?実は庇ってませんか?そんなことないか。でもあの盛国さんにさえ言わなかったのは納得いかん。

それでこれ、清盛ちゃんは自分を抑えてくれる人、正面切って喧嘩してくれるけど大事なものが一緒の人を求めてたんだよね?(つまり木戸さんと大久保さんですよね?まああの二人理想が違いすぎるけどね?)

だって平氏に欠かせぬお方とか…ちょっと…かつての自分じゃないか。そりゃあもう叔父上も生き恥とか言っちゃうよ…。

 

・源氏

あの傍若無人を絵に描いたような義朝ちゃんでさえ由良ちゃんには逆らえないとか、まじ笑えるわ。

由良ちゃんは余計な口出ししないけど行動しちゃうんだよね。。これは完全に凶と出た。

だけど、内殿まで昇殿が許されたって聞いて、本当に為義さん嬉しそうで、もうこれは親世代の勝ちですわと思いました。

どれだけ子供世代が反抗しても、親の愛には敵わないわ。

 

・後白河と得子

そう言えば得子さんは二条派なわけで、ここで平治の乱につながるわけですね。

信頼は後白河にメロメロすぎだと思う。なんだろうあの笑顔。絶対ヤってるだろ。(しかも博打も強くないとか、本当に後白河さんは信頼のどこがよかったんだ?)

戦ってる時が一番生きている気がする。ぞくぞくする、と後白河さんは楽しそうです。生きることに純粋に「遊びをせむとや生まれけむ」なのは彼ですよ。

 

信西

信西と後白河の関係性もまた変化していきそうですね。

信西の「おまえらどんな政治がしたくてここにいるんだよ!」は間違いなく頼長日記を読んだせいだと思うけど。だいたい「死んだあとは朝廷にいるから」なんて言う相手だぞ。

でも彼が変わっていくのを見て「ああこいつも生きてるわぞくぞくする」と思ったんだよな後白河さんは。本当に性格悪い!

信西さんのきらきらお目目が死んでしまっていて私が死にそう。