カブキブ!

 

カブキブ!  1 (角川文庫)

カブキブ! 1 (角川文庫)

 

 

榎田ユウリ名義で出されたカブキブ!
歌舞伎を部活で。

アテルイ以来みっくんという新しい役者さんのファンになりましたが、彼が最初歌舞伎ではなくロックの道に走っていて、そういえばそういう人他にもいたな(猿っちゃん)とか思い出すと、なかなか歌舞伎の世襲制は世知辛いのかもしれません、子供にとって。
どっちかというと染様とか勘九郎とか勘太郎とか七之助とかそういう大河世代の私ですら、七之助がぐれちゃった(みっくんとはそこまでかもしれないけどね)のも見てると、いかに勘太郎が素敵に育ったかを熱弁したくなるわけですがそれはそれとして。

歌舞伎は弁天小僧七之助がやっぱり好きだし、見栄とかすっごい好きだし、女形とかめちゃくちゃ素敵でぽーっとなってしまうけど。
アテルイみたいなギャグも交えつつな現代なのも面白いしそちらの方が今では好きかも知れない。
ちょっと気合いが入るからね、そうではなくてギャグでノリノリで、肩の力を抜けるものが好き。
歌舞伎自体がそこまで歴史の深いものではなくてたかが400年で、でもお能も別にそこまで敷居が高くない(花よりも花のごとく)のもわかるしそっちもたかが室町だし、そういう意味では歴史なんて重んじるものでも軽んじるものでもないと私は思ってます。

ところで榎田さんさすがなのはトンボですよトンボ。トンボとクロの関係性をちゃんと書いてくれるあたりさすが榎田さん。
トンボとクロはまあたぶん昔からこういう関係なんですよね…なんかこれfree!みたいだわ。映画化とか余裕ですね。

別に「こいつは春から、超らっきー」でもいいですよ私としてはw
古語にするから意味わからんならしなくてもいいじゃん。
アテルイ十分楽しかったよ。
さすがに木戸さんの日記がよめないのは悲しいけどね。なんで100年しか昔じゃない人の文章が読めないんだ。
でも100歳のおばーちゃんが今の文章も読んでるのを見ると、そう変化ないのかもしれない。