炎環

全成の章。

大河ドラマでは中の人の影響かみいちゃんもとい保子さんと 楽しくやっておられた印象ではありますが、源氏の身内としての頼朝を注視し続けたあたりとそこから先の北条に裏切られていくあたり、身内殺しの源氏だ!と思いますね。ただ 56、源氏の年齢として まあまあ 生きた方ではありますよね。 彼も保子さんを利用していたんだから お互い様なのかもしれません。ちょっと バカにしてるしね。まあ 明らかにやっぱり やばい ポジションにはついてたんだなということが分かりました

大変 昔のことですけれど 永井路子さんとかが出てきて日本史の中で乳母の家の役割が クローズアップされたという風に言われてた気がするのでそのあたりが出てきてていいな と思います。

景時の章。

大河ドラマでは急に義経に怒涛の感情をお持ちになってた景時さんですが まあ 確かにこういう 頼朝の代弁者となり 急先鋒となり そして一番最初に散ったというのは 分かりやすい ストーリーです。ただ景時自身をどう思うかはともかく、最終的に 歴史上では 頼朝が 義経に嫉妬した判官びいきという流れになっているのもまた面白いですよね。源氏に感情持ちになりやすいんだよな。

保子の章。

悪女そのものであった保子ちゃんですが、彼女なりにいろんなこと思っとったんだなというのが分かりそうでわからない永井路子節です。どちらかというと ザ シスコン?多分 旦那よりもすごい姉に関する感情を持ちすぎてるわ。

義時の章。

義時も感情持ちではありそう。この頼朝が全員に向かっておもねる下り、大河ドラマで見たぞ? 三谷さんだいぶ 影響を受けてる気がする。はっきり言わないところは頼朝と似てる。やはり後継者として描いてるんだろうな。

そしてこの三浦義村よ。義時と仲良すぎだろ見えてないところで。小競り合いも含めてね。公暁の件でも間近でみて男性目線で気づいてるもん。でもシスコンだしてきて、一応太郎とやり取りで来てる~!家庭崩壊してない義時さんだ!まあ確かに比企の件を乳母を絡めてきたなら、義時と義村についても乳母含めて出してくるよな。

結局武士というもの(特に都からはなれた)をわかってなかったのが承久の乱の顛末だろうけど。足利尊氏がつよすぎるなある意味。