魔王です。
さて。
景虎様…氏康の七男として生まれるが、幼い頃から北条家の「人質」として他家を転々とさせられる。天性の美貌と聡明さに恵まれていたが、政治の道具としてほんろうされ続けたうっぷんから人間不信の傾向もあった。しかし、「人質」として来たはずの上杉家では、謙信に厚遇されて養子として迎えられ、生涯で初めて安住の地を得る。
華姫…北条家から「人質」として送られてきた景虎に思いを寄せ、その一途な優しさと温かさで、閉ざされていた景虎の心を開き、信頼し合う夫婦となる。
こんな夫婦らしいです。前回までの復習、おわり。(え)
そろそろリアルに景虎様が亡くなりかねないので、今のうちに書いておきます。
信長の屋敷で初音に連れ込まれる兼続。「いいから」とあっさり流される彼はやっぱり、尻に敷かれています。だまされやすい?
初音、確か忍とかいう設定だったはずですが、あんなに鈴をりんりん鳴らしてていいのでしょうか。
挙句にオルガン弾いてます。そうか、この時代にすでにあったのね。
信長と対面する兼続はあっさりオーラに負けてます。
「嫌っておいでか」って直球ストレートな聞き方。一番信長が嫌う(か面白がるかどっちかでしょう)。
「義は戦の口実」
「義が無ければ人は野に生きる獣と同じ」
「ならば獣で十分」
完全に覚悟が兼続とは違います。人生経験の差でしょう。負け。秀吉がばっかでーって顔してます。
「信長の天下に、謙信はいらん」
でも秀吉は三成にかばわせた。ここにも一つの主従が。
「ほんに兼続は面白い」と手ずから酌をする景虎様に萌え。
なぜかこの親子の会話にきっちり登場する兼続。そもそも景虎様はきっちり自分の意見を言うのに対して、景勝がマジに無口なのでなんだか泣けます。意見言えよ養子殿!
「正義の鉄槌を!」と真顔で言う景虎様に萌え。
信長を見てきている兼続は悩みます。義というのはなんだろう。ちょうど、今の感覚で言えば、留学をして見聞をひろげたということでしょうか。兼続が、ちょっと景勝との考えの落差を生み出した感じがあります。…気のせいか?
「義というのは、人が人であることの美しさ」
これはきっと、獣との対比ですね。
あ、道満丸だわーぃ!わー…ぃ?でかいなあ生後100日のくせに…。
最後に景勝が訴えかけるシーンで、兼続は義を思いなおしたようです。え、ちょっと待って、そんなんでいいのか?
ちなみにそれから1月後に討伐を決めたそうです。なかなか人間な謙信公ですね。
なんか景虎様の戦姿がどうも…。。。mmtroに…ああそうか、モモタロスなんだね?(違)
今回は「信長は鬼か?」ってことだったと思います。比叡山の焼き討ちは仏に仕える坊主を殺戮した、けれどあの当時の坊主が真に御仏に仕えていたか、というとそうでない。
信長にも謙信にも、それぞれが信じる「義」というものがあり、それぞれ究極の道を行っているわけで。
でも「義」を掲げてバカを見ることの多い世情に、そう大河は問題を提起していくのかしら。
楽しみです(歴史的に見ると負けな人たちだからね)。
この時点でまだ謙信公のほうが、自身の領土としての財源は持ってますしね(貿易の面でも)。
でもその「義」を行うに必要な財源は、関が原で失われて、上杉は貧乏生活を強いられるわけですから…。「義」に目くらましされた何かを、謙信公は伝えきれていなかったと思います。
謙信公の場合、着いてく部下も多かったですが、離れていったり裏切ったりな武将も多かったので、そんなにカリスマがあったというわけではないんだろうな、と。
むしろ、その戦の才能と貿易による利益の拡大という才能に着いていきたいです私なら。
それで得たものを「義」に使った…。そう考えると金持ちの道楽に見えてくる