いざ、初陣

景虎様、あなたという人は…ッ!

「いいや一番の働きは我が殿景虎様よ。あのお見事な采配のおかげで勝てたのじゃ」

景虎様はやはり器の大きさが違うの。お屋形様も大喜びじゃ!」

という、なんだか晴家ちゃんがあの性格になったのもむべなるかな、な景虎様の家臣たち。

そして景勝と景虎様の家臣のいさかいに登場した景虎様。

 

「よせ。味方同士で。……おまえも怪我をしておるではないか。早く手当てをしろ」

 

くあー!この言い方がまた本当に、本当に心優しいんですよ穏やかなんですよ!ああ、凪のような感じ(おい)!!

もうもう、景虎様、景虎様、あなたという人は…ッ(感涙)

 

そーしーて、今回はこっちはこっちで大変です。

「娘の婚儀が決まりました。上野長尾家の、景孝殿でございます」

「景孝殿なら申し分ない。この直江家とも釣り合いが取れよう」

という景綱と仙桃院に、お船「……会うたこともない殿御じゃ」

「ふふ。景綱殿が見込んだ殿御ならば、心配は無用」

「頼り甲斐のある強き男です。景孝殿は」

…誰だその熱い男はー!!!ていうか思ったより大きく取り上げられて本当に嬉しい。ふふ。

 

ああ、そういえば主人公は兼続でした。

え…っと、今回もヘタレな泣き虫でした。以上。

だってー、まあ命あるものを大切にっていう意味ではいいのかなあ。

でも、戦によって人を殺すことの重み、それでもなお戦をするということについて、もう少し関連つけてみたかったです。

初陣って、たいていそういうシーンでしょう?軽い、なあと。うん…。

挙句に景勝に、「二度と謝るな!強くなれ!」と。確かに軽い頭だな。しかもよく泣くね。

ていうか殺陣が…!そんなことならいっちー(市瀬秀和)にやらせてくださいよ、絶対うまいから!

 

景虎様の家臣が犬に「喜平次」と名づけていじめてるシーン。「直江」だったらむしろ喜(ry

原作では一緒になっていじめているので、それでなくてよかったです。ぶっちゃけカットしてほしかったけどね!

でも…ガラ悪い家来だね。これは、景虎様の家臣との意思疎通は出来なくてもしょうがない気もしてきました。

あ、そういえば、このシーン、眼帯と立ち位置がカメラが切り替わることに変わるんです左右が。いや、なんなんでしょう?我を見失ってるってことですか?鏡?瞳に写ってる姿?不安定な心?

 

その関連で、景虎様と景勝の初!会話もあります。あんまり会話じゃなかったけどさ。嫌がらせのような会話でした。

景勝にしてみれば、この景虎様の対応どう思ったでしょうか。

そもそもの原因は景虎様の家臣が景勝の侮辱をしたことからです。幼稚な嫌がらせとはいえ、それは景虎様の監督不行き届きになるのでは?家臣の罪は上司の罪を思う景勝からすると、余計にそう思えると思います。

その景虎様に「フォローしといたからね☆」って言われるのは確かに微妙かも。単に兼続がいないんで落ち込んでたんじゃないかという話もありますがね。それに散々景虎様すげえって言われてるしね。えせな優しさに見えたかな。

一方の景虎様。今まで人間不信で、たぶん家臣のことも景勝ほど近くにおいていません。どこかで人間は裏切ると思っている気がする(これは謙信公の「義」とは明らかに違う考え、というか本性だと思います。それをどう景虎様が乗り越えるかがミラージュの一つのテーマと思っています)。

だから好意なんでしょうが…人質生活送ったゆえの八方美人さもまだ残っています。謙信公には絶対の信頼ある景虎様も、その他の人間に対してはまだちょっとアレな感じ。

 

…一瞬、全開で近寄るけど心の奥底には近寄らせない景虎様(受)と無骨で最初は苦手と思うけど次第にほだされる景勝(攻)っていう新しいCPが芽生えました。そんなゆずたかも面白い(え)

 

最後に、景勝に雪の中におきざりにされる、2話と正反対な兼続。

「殿のお傍を離れねばならぬのですか」

「たわけものめがッ」

orzとなる兼続(本当にそんな格好だった)

 

あ、今回から、いきなりスポットライトだけあてるという結構レアな映し方もしています。ミュージカルでよくある感じです。でも何回もやられると…あれは心理的なときだけにしてくれよ。

この演出はちょっと…という方もいますね。1回に1つだったらまあいいんじゃないでしょうか。

あ、演出家違ったのか…無理も無い。

 

初音も好き放題に出てくる。すげえな忍。つーか幸村の姉貴なら国元でおとなしくしてろよ未成年!女がふらふら出歩いていいと思ってんのかこのご時勢!さすが隕石を召喚して恐竜を滅ぼした方の姉です。やることが違うぜ。

でも幸村との姉弟の会話があったらそれはそれで萌える。

っていうか今更ながらに幸村が「弟」ってことに萌える!!おとうと!おおおお!!

 

でもきっと軒猿もちゃんと働いてるもん。

 

信長と初音の会話。

「神の軍」と称す初音に、

「すがる神など、どこにもおらぬ」と返す信長。らしいですね、ミラージュですね。

 

私は、大河はどちらにせよ、今のドラマなんだから、完全に戦国にしなくてもいいと思います。現代に通じる話を持ってきてくださってかまいませんし、そうでないなら1年もやる意味はないですよ。

でも現代すぎるとひくっていう、ね。初音のあの忍っぽさの瞬間移動はちょっと…まあ。。

やっぱりこだわりの歴史事実はそれぞれあるわけで、それを全部かいていたらそれで終わっちゃうし…。

兼続を通してみる戦国ですから、そうあれもこれも深く!とはできないでしょうね。やっぱ。

 

でも乱れ龍がいいなあ…(ぼそ)

でも顕景様って呼んでほしいなあ…(ぼそぼそ)

 

そしてこの回、mixiの感想トピが荒れてました。すげえ。