螺旋のゆくえ 富士見二丁目交響楽団シリーズ 第6部 (角川ルビー文庫)
- 作者: 秋月こお
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / 角川書店
- 発売日: 2012/10/26
- メディア: Kindle版
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悠季ちゃんが圭の保護者化している件について。いい奥さんでいいお母さんだ。D氏の無茶ぶりに答えて疲労困憊の圭に、自身がソロ+学校の先生という難題を抱えていながらも、精神のバランスを取って、面倒をみることが出来るなんて…成長したね、悠季ちゃん!
その後のシベコンの練習は、まあ圭ちゃんも悠季ちゃんも「プライドきついところがある」から、こうなるとわかっていたでしょうな。
「きみもずいぶん偉くなったもんですねっ、この僕に向かって!!」というのはむしろ年下の圭ちゃんが言うのは自然だと思うし(プライド的な意味で)、「お互い様だね」的にやり返せなかったところが悠季ちゃんの圭への尊敬とかそういうものを感じました。ピッポ相手なら言えるのに、みたいな。
だからその後の対応として、「僕らは二重人格になろう」と冷静に妥協点を見出した悠季ちゃんは本当に素晴らしいと思います。なかなかできんぞこれは。悠季ちゃんの性格に惚れた一幕でした。
相変わらず鈴木さんは素敵な人ですね。フェニミズムをかじると頭にくることは増えるけど、その分人に優しくなれるといいなと、私は甘く考えています。自分の面倒は自分で見ることができると思っていたのに意外と出来なくて、人の面倒は見ると自分の思い通りにならなくて鬱になる。メインをどちらにおくかというのは難しい問題ですね。
圭ちゃん…失言大王と化しています。悠季ちゃんが大人で、本当によかった…。
いつかの話の2番煎じなので、圭ちゃん目線でもよかった…かな?でもその後の話は悠季ちゃん目線がよかったしなぁ…。難しい。
しかし悠季ちゃんは偉い。プライドばかり肥大して、出来なくなると他人に(たとえbebeになってしまう相手であったとしても!)一番の禁句を言って当たるような男を見捨てない悠季ちゃんは偉いよホント!!
しかも夜の生活まで。最低セクハラオヤジですよ。
酔っ払いの戯言はときどき首を絞めたくなりますね。(自分を含め…自重します今日の飲み会…)