夕星の皇子、明星の天子

お久しぶりです漢皇子。えーっと彼を知ったのはどの本が最初だったのかしら?でもたぶん朝香祥さんの明日香幻想かな。あの葛城ちゃんも本当にブラコンだったなああああ!よきツンデレでした。漢皇子を描く人にとっての葛城ちゃんは割りとこういうタイプが多くて嬉しいです。

仲良くなってよかったvとか言ってますが、葛城は実はどころか普通に怖い子だと思います。

最終話では綺麗にキレた葛城ちゃんがいました。さすがですね!見事なブラコンでした。中大兄ってだけでも怜悧で孤独なイメージがあるのに、それにブラコン要素を加えるとか死にたくなるくらい素敵。

個人的には今までのイメージのせいで、いつ葛城ちゃんが漢皇子を裏切るか最後までひやひやしてたんですが、そんなこともなくってよかったよかったw

 

漢皇子は大海人という説もありますが、そうじゃなくて本当にお兄ちゃんにしちゃったんだなぁ。で殺しちゃうとかページ数の問題だったのかしら。だって大海人にしちゃえば(壬申の乱をすっ飛ばせば)あんたの夢を引き継ぐぜ的展開なのに。

 

そういえば軽皇子って名前のイメージとかまあその他もろもろのことがあって、あんまりクローズアップされないけど、こういう方向性もあっていいのかもしれないです。まあそれは宝皇女も同じかもね。あんな母親母親した彼女はあんまり見ないです。

 

で、続きがすっごく読みたくなるような引きでした。鎌足はこれから葛城ちゃんと共同政治をしていくというのに、漢皇子殺しちゃってどうするのまじで。そのあたりの愛憎劇を想像すると楽しいです。

あと野津子媛ってあのもしかしなくても遠智ちゃんですか?それは…その…兄弟…どんぶり…(こらこら