聖夜に流れる血

 

聖夜に流れる血 英国妖異譚6 (講談社X文庫ホワイトハート)
 

 

この巻は珍しくアシュレイが弱ってて、まさかのシモンにまで心配されて、ユウリに救われるという割とアシュレイお姫さま扱いの話なので、好きです。。(歪みないアシュレイ好き)(本当に私歪みないな!)

「アシュレイが好きだよ」って今となってはきっとこんな真顔ではユウリは言えないんだろうなと思うのですが(どうだろうか…言えるのかな)、それでもそんなアシュレイが好きです。何度も衝撃を受ける事実だけど、アシュレイはもう私より年下です(笑うところ)。

アシュレイがユージーンに乗っ取られた件について「だいぶあとになって聞いた」とか、おいこらちょっとまて、いつだいつ聞いたんだ。どんなシチュエーションで聞いた。萌えるじゃないか。

 

アシュレイはこれからもこうやって自分で危険に身を突っ込んでは破滅していく状況に追いやられるんでしょうけど。それでもそれがアシュレイの生き方だし、本人満足してるだろうし、それにユウリもきっと(あれだけの地位を持ちながら)魅力を否定できずに振り回されるんだろうし、シモンさん本当にご愁傷様ですこと!

でもアシュレイはユウリを探したりはしないんだろうなとは思ってた。彼にとっての世界とは探せるたくさんのものがあって、そのうちの一つとして(それも最重要課題として)ユウリをおくことはあるかもしれないけど、ユウリだけに焦点を絞ることはないだろうし、それが思わぬ役に立つこともあるという、まさに人生勉強(かしこまった意味ではなくて)というのの見本である気がします。

そんなアシュレイにシモンが対抗できるとしたらやはりその組織力(正統性)と光り輝く何か(これに関しては未だに何者かわからん)な気がします。だから彼はちゃんと組織のトップをやるべきだ!ユウリのところに通ってないで!

 

ユウリはここでも「母なる子宮 水をたたえ」とか言われてるわけで、マリアの預言とも合わせると、うーんってなりますよね。まあ私実際ユウリの置かれている状況がよくわかってないんですけどね!だって難しいんだもの。

ところでこのユウリを双子の旦那にというシモンの計画はどうなっていくのだろうか。無理げーだろ今となっては。

アドヴェンチャーカレンダーも可愛いよね!作ってみたいけどシモンみたいにチョコ食べるだけで終わりそう!