石川啄木という萌えキャラについて語ります。

函館文学館


ここから私の啄木萌えが始まった。
函館ゆかりの作家さんが最初1階に並べてあったわけで、私これ読みたいなあって思いました。
割と萌えるよね。作家さんってっていうか文豪ってほもの巣窟みたいなイメージあるじゃん私だけかな?
ねえ私知らなかったんだけど森さんちの無礼さん暗殺されてるのしかも憲法の日。森本貞子さんね。今度読んでみるね。
亀井勝一郎さん。多喜二をキリストに自分をユダにってその発想が好き。なんだよ駆け込み訴えかい。
今東光さんのところに、菊池との戦いの歴史が描いてあるんだけど、この東大出身者しか入れないとか、そういうのを守りたい菊池さんまじ理想のメガネインテリ受けキャラだなあと思いました。
久生十蘭については授業中にトイレくらい行かせてやれよと思うしそこでやれって言ったら放尿する方も方としか言いようがない。戦争に行って、それを肯定することではないけど、作品に生かせてしまうところまじもう文学者。ランゾットギアス(違う)

2階に啄木について特集されてたんだけど、いやーすげえ萌えキャラだった。
私今まで啄木さんって、「働けど働けど我が暮らし楽にならざりじっと手を見る」な、どっちかというと宮沢賢治のイメージがあったのね。聖人的な?
ちげーわどうみても高杉さんサイドだわ。てか高杉さんじゃないかこれ。
郁雨に対する態度が高杉→桂そのものじゃないですか。
なんだよ啄木ってジャイアンだったのか。

最初に自分が天才だと思って東京に行って挫折するところとか(高杉さん!)
それでも郁雨に「僕はどうしても僕の思想が時代より一歩進んでいると」とか語り出す啄木まじ高杉さん。
挙句金の無心の頻度半端ない。
そしてクソ長い手紙書いて「もう12時過ぎて疲れたから吉野君へは君からよろしく」ってなんだよ愛ってかもう甘え!こういうこと高杉さんもしてたよね「桂さんマジお久しぶり!詳細はもんちゃんにきいてください」って呼び出しといて手紙残して消えうせてたもんなあいつ。

なんだか知らないけど義絶するのなくなる1年前でまじちょ…なにがあったってなった。
嫁の問題でとかさらっと書いてあるけどなんでだよ!!!気になるわ!!!
郁雨なんか死んでも資料くれたり啄木文庫なんて作ったりしてくれてるのに。
雨の中「僕は縁を切ったから」って濡れてお見舞いいけない郁雨を妄想して死んだ(実際知らないけどな)。

とりあえず啄木が郁雨と智恵子好きなのはよくわかった。
小奴に対してはもう高杉さんかと!どっちにもいい顔するとあとでめんどくさいことになるって高杉さんが証明しているのにさ!(それかよ)

しかし若さゆえかイケメンだよね啄木さんって。これはちやほやされるわ。
それでも初恋の人と添い遂げてるからめっちゃ萌えるよね。
智恵子に対しては全く声かけられないとか言うからこの内弁慶め。
節子さんと函館時代にきゃっきゃしているのが切ない。函館の大火については恩田陸で知ったけど、本当にたくさんの人生を変えていったんだな。

そして生徒巻き込んでストライキして叩き出されるとか若干「坊ちゃん」かよってなる。

社の内紛に関して争って勢いで退社するとかな。
 

嫁姑問題と大逆事件が一度におこってびっくりしちゃう啄木かわいい。
金田一ってあの金田一?なかよしさんだなあ。

最終的に一家でうつし合ってる結核。そういう病気なんだよね。たかが100年前までは。


「われ泣きぬれて蟹とたわむる」っての、確かエースをねらえでコーチがいなくなった後にひろみちゃんに教えるシーンあったよね…あれ切ない。過去の心の痛みと現在の心の痛みを合わせて泣く。

ここで非常に萌えたので土方啄木記念館(函館にただゆかりがあるというだけで縁のない二人を同じ記念館にぶち込む神経な)にも行きましたが、啄木さんに関しては謎の演劇映像があるだけでしたあっはー。