図書室の海

○春よ、こい
こうやって守ってもらってるんだなって大きくなってからわかる。

○茶色の小壜
ただのいかれたおねえちゃんであった。Nsにならなくて心底よかったと思うよ。
そしていくらなんでもずっと貧血気味だったら気付くよ気付いてDr。見舞いにきて血を抜いて行く人がいるとか怖すぎる。
そしてそれがばれたときに病院も管理不行き届きを言われるかと思うと涙目だ。

○睡蓮
私これすっかり忘れてたんだけど、黄昏ってここの家に戻ってくる話なんだね?亘も稔もそういう意味で再会普通にできるんだね?
はあ今度黄昏読もっと
理瀬は、源氏物語を知っている?
亘は理瀬がそういう「育てられた少女」であることを知っていたということなんでしょうか。自分を光源氏に例えるとかずいぶんですけどね。
ブラック理瀬ちゃんよりもホワイト理瀬ちゃんの方がいいような気もする。麦海ではもともとブラックだった理瀬ちゃんがちょっとホワイトになってみて黎二と恋愛するだけに見えたけど、睡蓮の理瀬ちゃんは少女だからかなかなかのホワイトっぷりです。どこでブラックになるんだ。
そして途中で出てきた少女はたぶんワンオブ娘なんでしょうけど、そういう美しくない少女をそっと沈めて睡蓮を咲かせるとはブラックの片鱗があります。

○ある映画の記憶
美しい!こういう美しい短編もかけたんじゃないですか恩田陸!!!
ストーリーも美しいし映画美しいし、そしてそこを現実の事件と交える手段も美しいし、謎解きまできっちりしてくれるところまで美しい。
こういうのがいいんですよ恩田陸さん。なぜ球形の季節みたいなのになってるんですかってときあるもんね。

○国境の南
これ読んでから、カフェとかで水で粘れなくなった!怖い!(おまえ)
や、でもタダってことはほんと、どんな水出されてても文句言えないじゃん?それ怖くない?

○図書室の海
関根姉のことですけどーというサヨコの話。まて、像と耳鳴りもそうだけどほんきで思いだせなくてむしろ自分の脳みその緩さが恐ろしい。
図書室は船で、こぎ出す海、もしかしたら幼馴染のことかもしれないし、図書室の海、と称した未来のことかもしれないし、それは誰にもわからないけど、いつまでもそんなもんに縛られるの止めなよ夏ちゃん。

ノスタルジア
誰だ恩田陸がノスタルジィの魔術師的な扱いしたやつは
そういうことじゃねえよノスタルジア

 

図書室の海 (新潮文庫)

図書室の海 (新潮文庫)

  • 作者:陸, 恩田
  • 発売日: 2005/06/26
  • メディア: 文庫