フランケンシュタインのCDがあまりにも出ないので

悲しくなってきた結果、韓国版프랑켄슈타인Youtubeをあさることになりました。
なんか韓国版だとまたちがうな…、というか、キャストさんの見た目に左右されている、解釈が。私の中で。

和樹がウンテさんウンテさんっていうからパクウンテさんのアンリ見たけど、美しいね!
美しすぎて、なんかこう、いけないものを見ている気持ちになったw
私があきかずルートが好きだからだけど、フランケンシュタインって、天才であるがゆえに孤独なビクター(狂人よりも天才だから他人からは狂人に見えるだけ)と、同じく天才であるからその狂人っぷりが理解できないからこそ友人になれたアンリ(生命工学やってるけど、医者もやれるから本質的に他人を助けられるいいひと)の物語なんだよね。この二人はアンリはビクターに救われたけど、それは最初だけで、あとで共同研究しているときのビクターとアンリは対等なんです。
だけどウンテアンリが美しすぎるからYoutubeでふらふらみてたイゴンミョンビクターとの君の夢の中でとか、天才美系なアンリをうっかりたぶらかしたおっさんビクターに見えてしまってw
ウンテアンリは美しすぎたんだけど、そんな美しいアンリがおっさんビクターに惑わされて、その結果首まで捧げて死んでいくときに逆にビクターを惑わした結果、ビクターがアンリを蘇えらせたと考えるとちょっと私の性癖でしたね。
これな

これ最初なんか年齢差ありすぎてどうすればいいのだという感じになってしまったんだけど。上記のように考えればありですあり。
ていうかすごいよ韓国版。ビクターアンリの首もって歌ってるから偉大なる~歴史がはじまる、のやつ。

最初和樹だから太陽のようなアンリという説にしごく納得していたんだけれど、ビクターはともかく何にも過去のないアンリが生命工学の権威だったことよく考えるとやばない?彼にとって宗教とか神すら本質的にはストッパーではないのだ。
だから君は太陽ってアンリがビクターに預けてしまうなにかが孤児になってから宗教というもので自分を縛るまでにあったのかなって思うと萌える。孤児で努力して生命工学の権威になって、でも戦争がはじまって救いたかった命がどんどん目の前で失われていく過程で世界に絶望するとふわー!そこから救ってくれるビクターが、「新世界の神になる」っていうのを自分の中での神を捨てても追っていくなんてキチガイ!!
和樹は明るく狂ってるけどこにたんは暗く狂ってるわ!
ひとの役にたちたい人なんじゃないかな。孤児であるからこそ。それが自分の存在証明になるタイプなんじゃないかしら。
そういう人に思いつめられて、首まで差し出されたら「神くらいなってやる」って思ってもおかしくないよねビクター。銀英伝で、キルヒアイスを失ったラインハルトが、自分の大切な人を失ったのだから世界くらい手に入れるって思ったのと一緒じゃない?
よく考えたら別にアンリは葬儀屋の罪まで背負うことはなくて、葬儀屋殺しのことだけでよかったのに、全部背負ったのは確実に死んで首を実験に使ってほしかったから、と考えると相当狂ってる。

ていうか結局日本版もどんどん記憶があいまいになっていくから悪いんだけど、怪物って結局ビクター周辺の人しか殺してないのかな?(劇場で強いられてたら別)(だけどジャックとエヴァの愚痴の中に「あいつは殺さないから」っていうのあったから殺さないのかな?)

怪物的にはなんで殺さないのかな?殺す理由がないからだろうけど(生まれたての子は邪魔なものは生存本能で殺すけど、食料も殺すかもしれないけど、そうじゃないものはうっかり以外の理由で殺さないじゃん?)、カトリーヌも救う理由はないよね。 アンリなのかな?うん?? ジュリアに似てるからカトリーヌ殺せないとかあるのかな?となるとあの少年を殺すことはないよね。 最終的に裏切られてカトリーヌみたいになっちゃうかもしれなくて、そんな目で見られたくないから殺すって、結構高度な感情だよな? なんかあの劇場であったことがそこまでひどいこととは思えなくてな…(私がおかしいのか)いやなんか、怪物というかアンリも「俺は怪物」のナンバーがあるけど、それはある意味存在意義の確定じゃん。アイデンティティの確立ってそもそも大きくなる過程でおこなうことだからね。 だからあそこでの怪物ってのは人間に対する恨みはないよね、存在意義を考えてるときにたまたまうまれて初めて否定されたこと=ビクターに対する感情がメインになっちゃっただけとしか思えない。 ふむ。
韓国版ではあれは怪物の心情風景で、幼いビクターを殺した(こうなる未来ごと?)らしいけど、私あのときは怪物と統合したアンリだと思ってて、そうするとやっぱり最終的にはビクターに怪物を殺してもらってアンリがビクターを生かすラストだと思ってるから、憎しみで殺そうとしても生かしちゃうラストと首をしめても逃がしちゃう日本版と矛盾はないけど。

あとそれからね、ジュリアを亡くして「懺悔しても時は戻らない」のところ、韓国版はもう緩やかな絶望しかなかったのよね。RJの「昨日までの俺たちは世界をおさめる王だった」のやつな。

でも日本版ってもうちょっとあっきー穏やかじゃなかったよね。あいつ失楽園エンドを考えていたからだよね。これ結構重要なナンバーだよね。時は戻らない。生き返らせることに命をかけていたビクター。時を戻したくてここまできたけど、怪物以外のすべてがいなくなったことで気付いた、懺悔しても時は戻らないと。これはもうこれまでの人生のすべての否定なんだよ。

しかしあっきーは懺悔しても時は戻らないだからこそ!怪物しかない!くらいの勢いで北極行くから本当にこわい。あっきーこわいね。大好きだ(結局それ)
この「さあ!立ち上がり見ろこの世界」のところのあっきー大好き。

そうだ韓国版では怪物は火を放ってたけどそれ日本でもそうだった?エヴァジャック夫婦はあのまま劇場で下種なことやっててほしいよ。(こにたんのインタビューみたら火持って暴れてたから放火してたか…そうか…)

韓国版のYoutubeこの記事参照にしました。ありがとうございます。