封神演義

私はずっと楊戩のファンです。
封神演義(藤竜ver)を読んで楊戩にはまるのはある意味私の思考から考えたら当然かなとは思うのですが(烈火読んでみーちゃんにはまる解りやすい女)、安能verでもわかりやすく優秀だったので彼は私の理想です。
いやおそろしいくらいに優秀であった。
ていうかあの作中楊戩いなかったら仙界どうにもならなかったことないか。

話は藤竜verに戻りますけど、皆殺しの藤竜が殺しまくって、最後に封神台開放されたからみんな死んでないよ、よかったね☆であることがなんともにがにがしいというか、あの時感じた楊戩の絶望とかそういうの、大丈夫か?って思ってしまうので、ひどい男だ太公望とは感じていた。
作中なかなか掘り下げられた便利キャラであるのは間違いない楊戩君でありラストは納得のポジションだけど、彼らはそれでいいのかもしれないが!見ているこちらか!!つらい!!

ということを私に封神をくれた友人に切々と語ったら、伏儀vs楊戩ってゲームで補完されていると言われて簡単に説明してもらった。
これ必ずゲームだから次に進むには楊戩を倒さなくちゃいけないんだね…それを知ってまたつらくなった。いや主人公が伏儀だからしょうがないんだよね、私でもあまりゲームというものに慣れていないからわからないんだ。そういう仕組みが。

はーというわけで久しぶりに読んでしまってまた泣くというな。アホ。

あの子すごい頑張ったし無敵キャラだったし割とアホだし前にすすめる子だし、あの話の中の子たちみんなすごい成長したけど、お父さんも師父も目の前で同じ奴に殺された子が、そしてそいつが初めての友人だった子が、これから先精神を去勢されずに生きていられるだろうか…という無駄な心配をしてしまった。一生この子ファザコンだよ。
同じ感想を探偵学園のリュウで思ったよね。

あの聖伝でなんでああなった?ってなるくらいの皆殺し加減と一緒だったよね。まだ解放された救いがあってよかったよね。
はーでも悲しいな。

望ちゃんも含めキャラがどんどん成長したからラストは昇華された(申公豹は一切成長せんかったがそれがCV石田彰ぽさがあってまたよい)けど、あれひどい話やで。
始まりの人の兄妹喧嘩じゃないか地球規模の。天上天下思いだすわ。
巻き込まれすぎです。話まとまったからよかったけどやっぱり私だけはせめて人をハンバーグにしてた妲己の存在を忘れないでいようと思いました。
すべてに宿ることができたなら、じゃねーよ。