西郷どん!

西郷どんは基本的にどうしようもなく私が薩摩を理解できていないので見てませんが、その薩摩の中で唯一の推し小松帯刀をノボル間違えた町田啓太が演じるという点で結構ときめくものがあります。
いやほんと…西郷にかしずくシーンさえなければ…
ほんと待ってほしい、このころの西郷さんに跪くような小松さあじゃないんだ。
いやなんかさ!?小松さあって桂さんみたいなとこあんじゃん?下の西郷とか高杉とか好き勝手始めるからはいはいはいはいなんとかするけどちょっと相談しなさいなみたいな…いい上司…そういう上司のもとでのびのびやらせてあげてよ西郷どんを。。
久光-小松ラインが結構ちゃんと機能していて、その下での西郷-大久保がめきめき力をつけてきているところとかすっごい好きだし、こういうところが長州ぽくて好きになれそうなのに、流れがどうにも途絶える。
禁門前は長州も薩摩もともに結構足元(城下町)が揺れてるんだなって。松陰先生らへんもいろいろだったけど、確かに久光-小松ラインで京-薩摩でなんとかしてたのを、薩摩で立て直さねばならず、小松の代わりになった西郷としては、そこで(目が届かないのをいいことに)好き放題やれてよかったのかもしれない。
ほら!長州の!双璧っぽい!!
そして強硬派になっていくけどそれを止めなければならない小松さあ…小松がかえってきたからとりあえず藩を一瞬で鎮めてまた京に送り出す久光…ここのラインのしっかりさ加減がすごい。
その二人に飴とむちでなだめられる西郷さんまじで一時期の高杉さんやん。(獄に入れるとかそうせい候になだめられるかまでしてショック受けたところでとりなすスタイル長州でも見ました)
でも禁門でさえも、私は会津-薩摩ラインは結構しっかりしてたのかと思ってたら全然そういうことはなく、薩摩は薩摩で、京都でキレ散らかすのは長州は薩摩にやるだろうし、そこはしっかりせなならんが、それはそれとして会津-桑名ラインを見据えていて生き残るためには倒幕に傾かざるを得ないことを認識して探っていた、ということは結構驚きでした。あれからなんで掌返すんって思ってましたけど、第一次長州征伐の時でさえ、彼らは中央サイドではなく、そしてその時に幕府を見限ることができてしまう戦闘民族であったということなんですね。

まあしかし小松サラっとでてきて、たぶんこれが限界なんだろうけど、それでもあのイケメン黙って座ってちょっと難しい顔してればすべてが格好つくの本当にずるいです。
小松さあや桂さんみたいに周旋能力高い人もうちょっとクローズアップされてもよくない?