将軍になった女

この物語の中で山本耕史がインタビュー(ホームページ)を受けているということは、やはり前回のお前が死ぬんだったら止めてたよというのは心ここにあらずと言うか嘘をであったという襟仕草であったのは間違いないと思うし、小四郎と平六の物語はあそこでひとつの段階を超えたと思います。
それだと承久の乱の時の弟くんは何だって思うんですけどね?!三浦が生き残るためにはなんだってやるなこの男
山本耕史が平六に関してめちゃくちゃドライなことを言っているんですけれども、いやそれを淡々とやってるおめえも大体だよと思います。新撰組で死ぬほど熱いことをやってたということがあるので山本耕史そのものに対しての信頼感はすごくあるんですけれども、あいう人が自分の存在、氏の存続のためにとにかくドライにてしているというのがいいと思いますし、それが時間経過とともにバレてないと思ってても親愛ゆえの油断でポロポロ出てきてしまっている関係性もまた良しですね。
さてずっといつ尼将軍になるんだと言われていた政子ちゃん、みいちゃんの命の危機になりついに出てきたという感じです。夫も子供も全員死んだというところが彼女たちをつなげたと思います。義時もトキューサさんも一応家族おるしな。(時房、随分都合のよい存在ではあるが、あれは殿の世界でのトキューサと思うことにしましたね)(時房ではない)
義時は泰時さえいればどうでもよくなってきた鎌倉最終防衛地点です。頼朝様の未亡人であるけど政子ちゃんはやっぱり北条の女なんだと思いますし、そういう意味では北条義時が源氏の繋いだ先なんだよな、源氏の未亡人である。
だって次回予告みなよ。お前何なんなんだよ一体??
本当に死ぬ覚悟で来た男って怖いよな、ニコニコしちゃうもんな、愛してるぜ!(コラさん)
あと源頼政なるほどねっと思いました。高田さんの源頼政がなぜあんな勝ち目のない戦いに挙兵したのかというのはあげていましたが、息子もそんな感じなんですね。いかなるプライドがあってもおかしくないですし、よく考えたら頼家の系列が嫁いでましたね源氏に…なるほど、、源氏に北条がとってかわってるもんなこのあたり、はっきり言って下克上なのにその原因の政子ちゃんがそれを自覚せず北条のために動くのエグいな。それを端的に表した題名だと思います。

ところで義時の造形は(史実はさておきオタク的に)大好きなんですけど、最終回によってはカタルシスを得られないからほんと最終回が怖い…が予告の微笑みで一つ達成した感はある、死を前にした微笑み大好物です!!