伊勢 2008.1

2008年の初詣は伊勢神宮でした。頑張って記憶を掘り起こしてみます。
 
あいにくの雨(というか雪)でした。名古屋からツアーの要領で行きましたが、そうでなかったら最初はちょっとヒヨったかもしれません。

寝返りの場所(その覚え方もどうかと…)、火除橋から入ります。左側通行ですのでとかバスガイドさんがおっしゃってますがそんなこと(ちょww)より私はその横の詰め所にいらっしゃる初・衛士さんにくぎ付け。…あ、意外にお年を召した方なんだな…(こら!!)
参道を歩いて左に(確か)あった斎館。ツアーなのでふらふらできず、ここ入りたいなーとガン見。でもどこだっけ、なにかあった場所だ…と考えてました。(正解:魔王の種植え付けられた場所)

楽殿。『参拝者のお申し出により、神恩感謝やご祈願の御神楽の奉奏、御饌(みけ)を奉奠しての御祈祷や献金豊受大神宮の御神札・御守・暦・御神号軸などの授与を取り扱っています。外宮参拝記念の御朱印もここでいただいてください。』とありましたが、やっていただきました。
神恩感謝だったよね。お祓いかと一瞬…(区別ついてるのか自分)。
最初に巫女さん2人がいらっしゃって、(しかもこの寒いのに大丈夫かという薄着で、風邪ひいていらっしゃったことをよく覚えている)あとでざくざく男の神官(…神職の方はなんとお呼びするものなのだ?神主さんでもないと思うし…)の方がいらっしゃった。
笙と横笛(たぶん)の奉送(だよね…知識のない自分が切なくなってくるわ)が左右からきて素敵でした。ちなみにここの柱は1本の木でできてるそうな。すごい長いのにこれ一本なんだーって。

正殿前に衛士さんが2人(こういうことだけチェックする人)。
長靴を履いていていいのかそれでと思ったが、やたら寒そうだったのでだよね、と思ったり。内宮なら階段のぼって、ああ正殿!みたいな感じがあるのだが(私だけ?)、外宮は歩いていたら、あ、ついた、という感じ。
そして今回なにが目的かってこれ。御垣内参拝。
こんな何もわかってないガキをよくぞ、と思うが、こんなガキよりもさらにわかってない年配の方がいらして正直相当びっくりした。雨が降っているような状態だからわかるが、参拝するときになってコートを脱ぐことやかさをささないことにごねている、のである。まあそりゃ高そうなコートだし、木の棚にほい、と置くのはいやだと思うのだろうか。対応するここの係の人は衛士さんより恐かった。
清めの塩をいただいて参拝するものの、正直なんだか見れなかったというくらい足元を見ていた。あ、石がやたら大きい。とかそんなこと。
もちろん顔をあげた時にしっかり正殿を見たものの、なんかこう、顔をあげてガン見するっていうことじゃない。世界に、自分と、神(ってか正殿?)しかいないのだ。そんな印象を受けて、ずーっと自問自答していた。
でも、また鳥居をくぐったときは、割と晴れやかな気分だったのを覚えている。もう一度振り返った時の鳥居を覚えているが、あの、俗世に戻る瞬間がよかった。精神が、思考がクリアになっているのもいいが、一度クリアにして凡俗まみれで衛士さんを見ているのもまたいいのだ。

 

1時間かかって志摩観光ホテル、ラメールで昼食。もう凡俗まみれ極まっているが、鰒のステーキが半端無くぷりぷりでおいしかった。

 

次に内宮。
宇治橋は右側通行だそうで、でもここはそういうことじゃない。ああもう、吉川元春しか思い浮かばない。砕いて橋を渡っていくのだ。
鎮守の森。構造は外宮と同じ。だけどやさしい。外宮は厳しかった。雰囲気がすっとしていた。でも内宮は違う。受け入れてくれる。やさしさがある。透明なんだけど、凛としているというよりは、なんか違う。

正殿への道程で神鳴りが。高耶さんと譲ちゃんと同じね!と喜ぶ。雷と霧雨にまみれながらここまでテンションあがるとかどうなんだろう。
正殿で参拝。外宮と同じく衛士さんが二人。でも階段のぼってさあ着いた!な感じがする。
しかも階段のぼっていく最中は、正殿を見ると空も一緒に見える。奇妙に輝く空が。明るい空が、正殿から来ているようにさえ見える。
御垣内参拝。
石が大きかった。ここではもう自問自答とか鬱やってる気分じゃない。
ひたすらにやさしかったし、光があったし、落ち着いていた。包まれていた。

そこから直江階段(命名?)を降りて帰るまえに、休憩所に寄って、(すっごい寒かったんだもん~)ぼーっと見ていて、結局御朱印帳と、「お伊勢まいり」というハンドブックを購入。
初、御朱印をいただきました。ここで初すぎて書いていただいている間どうしようとか、なんか色々考えてしまう。お金どうしようとか。
あと、この「お伊勢まいり」は結構見やすいと思います。旅行のお伴。
おかげ横丁で遊んでくださいということだが、うどんとてこねとさけととらの店ばかりだなあ、と。ここで「伊勢神宮と二見浦」という絵葉書を購入。

 

昼食をいただいた場所以外はなぜか写真が残っていない。たぶん、そういう、写真を撮るとかいう雰囲気じゃなかったのだ。