獅子の胎動―デルフィニア戦記〈6〉 (C・NOVELSファンタジア)
- 作者: 茅田砂胡,沖麻実也
- 出版社/メーカー: 中央公論社
- 発売日: 1995/03/01
- メディア: 新書
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いやだから国王は動くなってーの!
バルロが???な人だったのは、私の中で「頑固者」と「皮肉屋」と「女好き」が並立しないせいだと思う。
そしてデル戦を「カルメン」と「フィガロ」を聞きながら読んでいたら何だかものすごいイメージになりかけた。
「従兄上(あにうえ)……仮にも王の座にある方が夜這いの真似事をなさるとは。」
ツッコミところはそこじゃない。仮にも王ってことは男なんだがそこじゃないのか。
「あなたを首尾よく殺すことができた暁にはご褒美を下さるとのことでしたが、何をおねだりしても構いませんか?」「何が欲しいんだ?」「そのお腰のものを」
某お腰の剣の話を思わず思いだしました。
「……どういうことだ!? なぜ貴様がここにいる!?」「どこから入ってきたかという意味なら愚問ですな、叔父上」
いやでもホラ、よじ登って窓とかありそうじゃん。
「いいか、王女! いくらあなたの意向でもだ! そんな無茶を従兄上がお許しになると思うのか!?」「ウォルなら知ってるぞ。おれが話した」
…こういう夫婦漫才してくれるから好きなんですよねー。
「何が楽しくて王座についているのだ?」
何度もいいますが、楽しく王座についているひとなんていないでしょう。全て前の世代の人がシステムを整えてくれたなら別ですが。
そして次回への伏線(というか…)
「愛妾がよろしいですか?」「ええ。できましたら」「わかりました。それでは愛妾にいたしましょう」「ありがとうございます」
…いいんだ!