愚神どもには安息を

 

 

カタカナの苦手な私がこれだけenjoyできるシリーズの3冊目、です。

色んな事件が色んなところで起こってますからね…

 

まず銀河騎兵に休暇が出た。(だからってなんでベレズはアルロンと組んでバイトしてんだろう…)

アルトワイン公女の暗殺未遂事件が起こった。(しかも火薬というすっげぇ昔の手段!)

かつてのアスバルテ陛下の暗殺未遂事件の犯人がシアンナの前任者、イーグだった。

シアンナがイーグの事件を追った。(っていうかイェリースを追った)

 

ってあたりから始まったのにな…。

まぁ諦観は愚か者の結論らしいですから。

 

そういえばイーグとベレズの間になにがあったのか、結局わかりませんでしたね。

歴史というものがその場で動いていた者にしかわからないというのなら、それもしょうがない。

ただ、まぁ私のようなタイプが反論したいのは、歴史がその場にいない者によって作られるから面白いじゃないか、―妄想が、っていう(あぁ言っちゃった)。

それは歴史学者にはあてはまらないけれど、ね(だからその道は進まなかったんだ)。

 

さて、それでシアンナが降り立った先が、難民や改革派貴族や、クスファ侯や、そしてユンガル侯がせめぎあいをしていた場所だったことで、イェリースが被害を被ることになったわけですな。

 

私はここから好きなんですが、ソムロッドがイェリースの艦のトップとして的確な判断を下していくんですよ~

しかもそこにベレズがド根性ですっ飛んでくるわけです。

不可能はない。諦観は愚か者の結論だ。

そうですね、不可能というのはあり得ません。

 

速さを支配するものが、これからを支配するだろう、と。

 

新撰組っぽさもあるんですが、貴族の退廃っぷりはフランス革命や、世紀末を思い出しました。

幕末で幕府の人たちだって頑張ってたんだよー、という主張をしたくなる私は、たぶんフランス革命のとき貴族も頑張ってたんだよーって言ってみます。(世界史嫌いだけど)

 

イーグの考えはそれでも帝国という発想から逃れられていないような気もしますが、共和制のいびつなところはわかっても崩壊が見えない私には、まだ否定するところには至っていません。

 

で、続きは?????