レベッカ 4

あれもこれも

フランクがちゃんと言ってくれたじゃん。あなたはあなたであればいいんですよ、って(それは直高)「わたし」がキレるのも当然です。

レベッカⅢ&ほんの一歩で

殺人未遂だからね。これ。夫人による「わたし」殺人未遂を止めたのが、レベッカのボートだとしたら、もしかしたらレベッカはもう夫人にとらわれてほしくなかったのかなあと思いました。でも完全に忘れられたらそれはそれで悲しいから。それかレベッカ自力で復讐するわよ!って思ったのか?(笑)

レベッカの映像、白い服がいつも映像で見えて、白無垢…?みたいな。(それは日本!)あんまり、いらない演出、かもです。せっかく肖像画が真っ暗なんだからさ。

それにしてもシルビアはちひろちゃんまで食ってます。嫌よ、も聞き取ろうとするんだけど、完全にシルビアに負けてる。

流れ着いたもの&行っちゃった

ボートが引き上げられてレベッカの死体が出てきて、マキシムを探して小屋に行く「わたし」と小屋から出てくるマキシムが会う。祐さん…!髪を振り乱して出てくるんですがもう、もう、…小屋で狂乱したのだと思うとですね!受け臭が滲み出てるわよ。

流れ着いたもの(ここの群舞好きだ)との対比で静かな小屋が怖い。

あなたが愛している限り&凍りつく微笑み&女は強くなる

その男は殺人犯だからね!「わたし」はいい加減に見限ってヴァン・ホッパー夫人のところに戻るべきじゃないかなと思いました。

祐さんの長いソロです。まさかの二時間ドラマの展開、おあつらえ向きに崖もありそう!だからこういう息を長く使わないといけない短い台詞の集合体は祐さんがもっともアレになるじゃないですか。もうもう!こっちの微笑みが凍りつくところだったわ。祐さんにRAPは無理だ。

マキシムにとって、一番のレベッカの印象が、「凍りつく微笑み」だったんだろうな。

「まだ負けた訳じゃないわ」と言い始めたちひろちゃんがまるで攻めです。女は守る者がいれば強くなる(男もか)。ならなんで最重要に自分を守ろうとしないのだろう。

「もう子供じゃないのよ」オペラ座の時に似たようなことを告げた女性が居りました。成長する時、いつもこういう言葉を使うのですね。

「まだ、わたしを、愛していると言ってくれるか」

ここね、ここ、プロモ見て、もっととぎれとぎれなのかと思っていたの。振り絞るような、この私にそんなことを言う資格があるのか、というマキシムの苦悩っぽい印象を受けていたのね。だけど、そうじゃない。切実とか、声をからすとかじゃなくて。

優しいものに優しく触れるような。壊さないように。まるでユニコーンに純粋性を尋ねるためにそっと手を差し出すような。そんな印象。

でもマキシムはマジでやましいじゃんとか思ってしまった。女って怖い。

ベアトリスとの愛×2はきれいでした。地味に今回ベアトリスすごかった。愛は無限大って感じのデュエット。

新しいミセス・ド・ウィンター(リプライズ)&それは私よ

後妻の反撃(笑)しかしやりたいことはわかるが陶器落とすなよ。そこがなんか残酷。主人公の覚醒だと思うんだけど、なんつか、どっちもどっちでえげつないよね…。怖いよね女って…って感じ…。

で!ここで、初めてかもしんないけど、シルビアが食ってなかった!そういう設定かよ。歌的にも、ちひろちゃんとシルビアの力関係を表したんかなあって思いました!!よかった。

審問会

これ聞いてると、どう考えてもレベッカの自殺と言えないだろと思います。自殺幇助、みたいなのないのかしら?おかしいところがたくさんあるのに、いざという時に権力を使う英国紳士。愛に惑わされそうだけど、これって英国への静かな皮肉なのかしら。

持ちつ持たれつ

吉野ちゃんタミフルwwwwwww

狂ったようにダンスをする、このミュージカル、ダンス少ないもんなあ。でもそのダンスがね、結構ヴァンパイアの時のワルツと一緒なの。あれって上島クオリティじゃなかったのね、吉野クオリティだった…!思わずダンスと歌の合間に牙を見てしまった。

行っちゃった(リプライズⅡ)&出発は8時&彼女の真実

ベンの後ろに回って「わたし」が肩に手を乗せるのを見て、ベンはレベッカは怖いけどあんたはいい人だ的な意味で嘘の証言をしたというよりは、「わたし」が「言ったら優しくしてあげないよ…?」みたいに圧力をかけていたのではないかと思わずにはいられない(笑)あまりにもちひろちゃんが攻すぎて…(まだ言うか)

生きることに執着する。レベッカとは友達になれそうだって思いました。

真実は、消極的な自殺だった…とマキシムが結論づけた展開が急すぎ。なにこの二時間ドラマ。おかしいでしょ。気にするところはそこなの禅さん!?

なんかおかしいのだ。病気だったのはいいけど、それでマキシムともみ合って頭打ち付けて死んだのは確実に事故でしょ。なにその「そうだ。彼女は死にたかったんだ。私を道連れにしたかったんだ…」とか言って自分愛されてました結論。死人に口ナシ?

問題なのは事件の真相じゃなかったのか?マキシムが引っ掛かってたのは男の尊厳の方?レベッカはただのツンツンですかもう。葵の上かと思った。

しかしレベッカ的時間軸で言えば、マキシムが来たのは予定外だったはず。レベッカはファベールを呼び出していたのだから。じゃあ命の期限を知ったレベッカが一番になんでファベールを呼び出したのだろうか?

レベッカが歌う&炎のマンダレイ

波が聞こえる。

彼女の遺した、彼女自身である屋敷を燃やすのは、レベッカの亡霊に取りつかれた夫人の敗北宣言ともとれる。夫人はもう一度レベッカに戻ってきてほしくて、だから屋敷をそのままに残しておいたのかな。レベッカみたいになりたかったのかな。

レベッカが恐れていた、病に負けた。それは、でもそれ以外じゃないならいいんじゃないかと思うのは気のせいなのかしらね…?

燃やしたとき、シルビアの顔…表情が見えなかったのが残念です。片手をあげて、堂々と。…そう、まるで鏡の中の俺の跡部というか加藤和樹の姿勢(爆)!

夜を越えて&エピローグ

愛こそすべて、今私たちは自由に!ってちょっと待てぇぇぇええええええ!!!なんだ、なんかすっごく色々納得いかないよ。なんでだよ。殺したことに代わりはねえよ。司法の場を欺けたよっしゃ!って言ってる犯罪者みたいやんけ!

カテコ、延々ちひろちゃんの肩を抱いていた祐さんのいい笑顔。あと、シルビアさんの初めての笑顔が見れて嬉しい限り。(本当にもう女王の教室)吉野ちゃんもオケの紹介の時膝まずいて、っていつもなのね。