ローデンブルグ 犯罪博物館

ベルンから鉄道に乗ってローテンブルグまで、というと、皆え?って思うみたいです。ロマンチック街道に走るバスが何であるかって、鉄道が走ってないからでしょ?と。
結論:走ってますが、ローカル線の乗り継ぎが必要です。ちょっと遅れましたが(乗り換えが4分しかないのに2分遅れちゃまずいなあ)、そもそもローテンブルグに行く人が乗り換えるのは、車掌さんもわかっているのでしょう。待っていてくれました。
電車を降りて、しばらくAnsbacher Strasseを歩くとレーダー門が見えてきました。城壁に囲まれた街がローテンブルグです。…ちっちゃ!この町ちっちゃい!!

左に曲がってちょっと歩くと、今日のホテル、Kreuzerhof Hotel Garniに到着しました。
ここからはまた4人で泊るんですが、それでも朝食込で€23/人。 大丈夫か~?なんて言ってたんですが、実際に行ってみるとよかったです。駐車場のカギ、入口のカギ、部屋のカギとくれて、自由に出入りできるなんて、Sobeみたい。
ドイツ人のおっちゃんがまたイイ人で。お部屋も可愛いし。家族経営だと思うんですが、子供がときどきパタパタしてる(あれは宿泊客だったのか?)のも生活感があっていい。
この旅行に来なければ、私は日本の民宿で歌っていたはずなので、ちょっと懐かしく思ったり…しているうちに眠っていました。



朝食にチーズやハムだけでなく、ホットプレートに乗せられたソーセージとスクランブルエッグが用意されていて、ドイツに来たんだなあと思いました。そのソーセージがちょっと塩分過多だったのにおいしいのです。(こんなことやってるから味覚が…)
飾ってあったカメラたちは、おっちゃんの趣味でしょうか?

スイスにいた間はくすぶっていたお天気もすっかり晴れまして。いや本当にドイツでは天候に恵まれました。
昨日入った門を再び外から見ます。スイスではまったく意識しなかった歴史的観点を思い出させます。双頭の鷲。

今日は城壁を上ります。
この道を歩き続ければ街が一周(文字通り)できるのかな。

城壁の穴(侵入者を見つけたり、攻撃したりするためなんかなぁ…日本の城にも似たようなのあるよね)から外を見ても、今は緑の平和な風景が広がっているだけです(沖縄風に)。

適当なところで道路に降ります。
それにしてもこちらでは、犬がたくさん闊歩しています。この城壁にまで犬が上ってきた時は正直びっくりした。犬を飼いたがる人が多いのでしょうか。そんなに犬小屋とかのスペースはなさそうなのに、どこでどうしているのでしょう。

ローテンブルグとザルツブルグには可愛い看板が多いよ!と聞いて楽しみにしていたのですが、看板も可愛いけど普通に町自体が可愛いのです。

ローテンブルグは町の中心、Markt(広場)を中心に十字に道が伸びているのでだいたいの位置関係はすぐわかります。迷ったらマルクトへ。
門からまっすぐマルクトに出て左に曲がると、ローテンブルグで一番楽しみにしていた場所、中世犯罪博物館があります。
(21歳の乙女が何を楽しみにしてるのと皆にツッコミを入れられました)

ローテンブルグは日本人がやたらと来たのか(来たんだろうな)、犯罪博物館には日本語での解説がところどころにありました。もらえるパンフレットに日本語ver.があることは観光地ではよくありますが、展示解説に日本語がついてるのはここくらいでしたね。
でもだいたい日本語おかしい。フェンシングの決闘のやつとか、たぶん直訳したんでしょうが、「切られるべきです」って。べきかな?

ペテン師向けネックレス。仁王にこのちっちゃいのをプレゼントしたい。ネックレス風味な。
それもアクセサリにしちゃえる仁王とかいいな。マサにつけてほしいです。(@テニミュ


焼き印を入れる時に使ってたんだそうな。海斗…。(@F&B)
拷問の教科書を見ては、レイヴン…(海斗に拷問した人。たぶんジェフリーも担当)。
あの拷問シーンだけでも痛かったのに、今(15巻)ではジェフリーが死も覚悟してます。


居酒屋さんとかで、木に線を入れて「ツケ」にしていたそうです。
そんなのマスターが出来心を起こしちゃったらすぐ一本や二本増えると思うんですが。
そういう疑いを持ちたくなけりゃその場で金払えってことでしょうか。

名誉刑。そうか、殴ったら屋根はぎ取られちゃうんだ。
でもそれって、奥さんも同じ家に住んでいるわけで、屋根がなくなったら困るんだから、つまり夫に逆らうなってことなのかしら?
それともさっきの決闘のこともあるけど、「力」勝負の世界だったのかな。
結婚前に性交渉があったら…とか、一体どうやって他人が知るんだよ!本人黙ってりゃばれないじゃん、と思う刑もあって、なんだかなあ。

辱め用のマスク。どう見ても火の鳥に出てきたマスクです本当に(ry
もちろんゴッドチャイルドに出てきた目をひん剥いて舌出してるマスクもありました。
あと紅の豚っぽいマスクも。


貞操帯もあった。
これたぶん意味ない!こんな細くちゃ意味がない!!って思った!
本当にあったんだーというのと、意外にしっかりしてないwって思いました。

見世物にする檻みたいなもん。シエルとかこういうとこに閉じ込められてたのかもしれない。(@黒執事
他にも三角木馬っぽいものとか、あと有名な鉄の処女とかありました。鉄の処女って何で私は知ったんだろう。ルードヴィッヒ革命とかか?

犯罪博物館はこうやって妄想が出来るような方ならきっと楽しいと思います☆
それ以外にも当時の社会情勢が意外とわかって面白かったりしました。