ミュンヘン ルードヴィッヒⅡ

次に向かった場所はレジデンツです。€9ですが、これは宝物館など合わせた値段のためです。面白かったので時間があれば行ってもいいとは思います。
ドイツのバイエルン。なんと言ってもここにいらっしゃったのは、若き王、ルードヴィッヒⅡ世です。
今回は時間の都合上(アクセスが悪すぎて)ノイシュバンシュタイン城に行かなかったので、バイエルンっぽさはここでしか味わえない!
彼は若いころは色々頑張ろうと思っただろうに、と思います。ヴィステルスバッハの血は夢想家だもんね。
ルードヴィッヒⅡ世が好きなのは、天愛の影響が多大であるとは思います。彼の「茨の道を歩む同士」という言葉と共にあったキスが好き。わかっていて応援するけれど、向こうの世界の方が住みやすいことに変わりはなくて。

住居自体はごてごて感が否めないです。外観はシンプルだけど中身がゴージャスで美しいとはよく言われていますが、私は所詮わびさびで育った日本人でしたw
先祖画のギャラリーは金で飾り立てられていますし、考古館はルネサンスにフラスコ画。美しいんだけどなあ。

たぶんこの頃から、私はヨーロッパの芸術に飽きてきたんだと思います。急にたくさん見てきたので、もうルネサンスバロックも結構!という。スケジュールを組む時に、飽きるとはわかっていたのでこれはしょうがない。

フラウエン教会
ここの塔は2つあるのですが、一つは工事中でした。ギプスっぽくて痛々しい。
この教会はヨーロッパの華美にささくれだった私の心を癒してくれました。こういう風に黄金というものは使うべきなんだよ!

この教会には悪魔の足跡という伝説があります。そこから見ると確かに窓は見えない。でもその足跡自体は教会が出来た当初はなかったとか。…なんなんやねん。

ペーター教会
ここはフレスコ画が綺麗だそうな。

聖霊教会。ちなみに帰ってきてもうどこの教会だかさっぱりぽんな自分乙。
だって、似てるでしょ。。。

この教会にあった絵を見て、「天使虐待…!」と姐さんにうっとりしていましたが、後で冷静になって考えてみると、いたずらな天使を懲らしめていたのかもしれん…(絶対そうだよ)


ちなみに…
ドイツで何がすごかった?と聞かれると私は必ずこう答えます。
大道芸人のレベル高え
ヨーロッパでは街中に様々な芸を披露する方がいるのですが、この女性が一番だった。
お金を入れてもらうと動くんです。ぎぎぎぃっって錆びついた歯車が回り始めるように。(そういう設定なんでしょうね)で、入れてくれた人に向かって、妖艶な投げキスを贈るわけです。
…いやー、ヨーロッパって感じ(何)

日本にいる、歌ったり楽器を演奏したりする人ももちろんいます(上手かったりヤル気が全く無かったり)。
屋台も色々ありますが、こんな屋台も…どうしたんだこれ。どうやって乗せたし。

市庁舎の塔の上まで€2.5で上れます。
上るとちょうど目の前に、ペーター教会に上った人たちが見えます。手を振ってくれていたり。
なんでこんなに人数が多いんだ?と思ったら、ちょうどグロッケンシュピール(からくり時計)が動く時間でした。
というわけで急いで下に降りて、マリエン広場の人ごみの最前列に座ってからくり時計を見物します。
回る中でも一応ストーリーらしきものはあって、戦ったり、一方が倒れたりしていました。(壊れたのかと思ったくらい綺麗に倒れた…)

次にミヒャエル教会へ。

ここだけは間違えません。なぜならルードヴィッヒⅡ世のお墓…つか棺桶、があるから!
…見れるはず、だから…!
あー
今日はお休みなのね…日曜だもんねー

さて。
今夜はミュンヘンからウィーンに向かう夜行がお宿になります。
夕飯を食べて、ビールを飲んで時間をつぶして、ほとんど深夜に列車に乗り込みました。
6人部屋の同室にはハンガリー人のお医者さんの卵であるおにーちゃんがいました。ちょいちょいとおしゃべり。(€49)
一人2本のお水が用意されていました。まあなんつーか…お水にまずいって思うこともあるのね、と。。。ドイツのお水はやっぱりまずかったです。
この日に両親はイタリアから帰国したのですが、スリに逢いかけたから気をつけて、とメールがきました。それでちょっと用心して一番上のベッドを取ったのですが、暑い。半端無く暑かった。クーラーが効きゃしねえ。
そして狭いです。その狭さがなんかよかったので、気づいたら寝ていました(隣人のいびきで一回起こされたけどな!)