桜迷宮 花降国で君と

 

桜迷宮―花降国で君と (花とゆめCOMICS)

桜迷宮―花降国で君と (花とゆめCOMICS)

 

 

「群生動物である人間が共に生きようとするのは明らかに交流本能として自然であり、また子孫を残そうとする生存本能により男女が魅かれあうのもごく自然なことである」と。

私もかなり京ちゃんが言う部類の「変」に入りますが、それはもしかしたら緩やかな自殺なのではないかとまで思います。なんかいかんぞこれは。もしくは生きようとしてないのか。それかあまりにも平和に生き過ぎているのか(野生動物は危機感を持つことでたくさん産むし、ちょっとくらい減ってもまあいいかと残りを育てるように思う)。

うううーん。本能がおかしいとどーしょーもないよなこれは…。

 

「馬鹿だからすぐ忘れます。僕は時折理由もなく踏みつけます」おいこら綾小路京。なにやってんだ。

「今度桜が咲く頃 僕はどこにいるだろう」この不安定さに当時はものすごくおびえたものでした。よく考えたら最終的には京ちゃんは山田君の手の届かない所(アメリカ)にまでふらっと行っちゃう子でしたが。

未来の話になりますが、このみさんが戻ってきて「浮気するなら綾小路君としてね」に私は爆笑しました。なんぞそれ。

しかも嫌味っぽいと全然わかってない山田一平。そんなお前が好きだ。

 

「“オマエが死ねよ”ですか。お勉強はできても馬鹿は馬鹿。その種の動物が何匹エリートと銘打ち闊歩しているのかと思うとめまいさえ覚えます」