季節外れのセレモニーを読んで、ユウリ帰還の話はなんとなく想像がついたのでまあよしとしましょう。
問題はあれでした。アシュレイに告げたの?ということでした。
思いっきり向こうから連絡してきました。ほらごらんなさいアシュレイは待ってたのに!待ちきれなくて電話しちゃったじゃないの!
かつて「あさきゆめみし」で「より多く惚れた方が負けなのです」とか涙ながらにおっしゃってた六条思い出しました。負けてるよアシュレイ。すでにな。
しかし彼はユウリがいなくなったことに対して行動で示さないからいいですね。もう中東にまで行ってなにしてきたんですか。魔道書の話に入れなかったのはたぶんユウリ帰還話を書かなきゃいけないと思ったからでしょうけど。
そして日本の大学というのも視野に入ってびっくりです。いやね、「欧州」妖異譚っていうし、オニールの手記には「ロンドン大学」とかだったと思うけど確かにロンドンの大学に行ってロンドンに住んでる(酔っぱらったオニールがふらっと訪れることができた、あの老執事が管理してる)記述が出てきてたから。
たぶんロンドンに帰るんでしょうが、一度セイラに泣かれて隆聖に怒られて探られるシーンが出てくるのでしょう。次巻に超期待☆
英国は曲がりなりにもパブリックスクールという中で守られてきたし、その日常から始まるからいいんです。でも大学に入ってもシモンとはもう学校が違うし、欧州はなかなか大変なことになりそう。
でもそういうものかもね。大学生になったから、自分の道を自分で歩まなきゃいけない。
英国でも女の子はなんだかんだ出てきたけど、結局ユウリシモンアシュレイには勝てなかったのよね。
でも前回と違って、ユウリさんは月の王。むしろ地上皆が相手なくらいな勢いです。逆に言えば、この地上で権力を持つ人たちはユウリの近くにいるからいいのかもしれないけど。
でも新シリーズに入ったくらいだし、セントラファエロのメンバーももう出てこない、のかも?
大学になって新しい友人(ミリアムとか筆頭)でやっていってくれるなら、それはそれで新シリーズだと思う。でもセントラファエロの面々はなんかナマコ型が多かったから、なんだかんだとくっついてくるかもね。
シモンがどんどん(アシュレイの対抗馬としての役割に)頼りなくなってきたなあと思ったら、なんといとこのおねーちゃんナタリーが出てきましたよ。どんだけ頼りなくなってるんですかシモン!!もうちょっとしっかりして!親友以上の仲って言われて喜んでる場合じゃないよ。
中東にいたとか知ってるくせにその情報をちゃんと使えないシモンはもう小賢しいだけになりつつありますが。だって学生のうちはともかくとして、彼はもうベルジュの一員です。アシュレイ家が恐ろしいほど冷淡なのでアシュレイは自分でなんとかしてる気がする。あと林家。双方に対するジョーカーである以上、アシュレイはまだ自由だと思う。
月と地球と、そして天界。最終的には天界との戦いにならなきゃいいんですが。もう話がファンタジー越えすぎてたからねあれは。
人類は月面に着陸したという事実をユウリに教えてあげたくなりました。
アザゼルがシリーズ名でもいいくらい、な勢いでしたが作者様。
確か、アザゼルは人に知恵を与えたんですよね。今回の「知恵は隠される」みたいなことでちょっと思いました。ユウリは知恵を持っている。(見ている、感じている?)
きっとユウリは地上に教えてしまうの。教えてはいけないことを。それを彼自身が望んだか、行動を見てアシュレイやシモンが理解しちゃったかはわからないけど。
だからシモンは目を閉ざしちゃだめだと思うの。ユウリがもう掌の上から離れていってしまうことに対する心構えがなーんにも出来てないじゃないの!アシュレイなんか嘘見抜いてすらいるのに!