浅葉大好き。
中学の頃から通っていたBOOKOFFが閉店するそうで、あまりのことに漫画を読みあさってきました。なにこの悲しさ。そんなに経営うまくいってなかったようには見えなかったのに。私の青春はここにあったのよ!(←
で、中学の頃好きだった漫画シリーズです。語ってみようかと。
カレカノは…まあ別にそんなに好きでもなかったというか…つーか暗いんだよ!有馬の家族話(トラウマ話)が暗くて暗くてきつかった。
最初はゆきのんの「イイコぶりっこ」にあーでも私もこういう風になりたかったんだよ的な感じで共感?してた。だけだったんだ。
あの頃の社会は学校という一つの小さい社会で、出たいとか窮屈とか思っていて、進路を考える時に世界は広いと思ったけれど、その先にある世界はまた違う小さな世界だったんだなーと最近思います。
ただ子供であることが一つの弱点ではあった。
まあとりあえずゆきのんはなかなか幸せ人生だと思います。医学の世界とかあれだからね、先に孕んだもん勝ちだよマジに。それで就職先もばっちりなんだぜ?
そう考えると有馬の人生は本当に(叔父夫婦に拾われた時点からでは)いいファクターが揃っていたんだと思うんですが。
でまあ誰がどうって浅葉君格好よくないですか?
思うに、女性にきゃーきゃー言われる男ってアイドルとかでなくて身近にいる子なら、それはイケメンってだけじゃなくて、性格もイイ子だと思うんです。女なめんじゃないわよ。
きつい時に有馬の逃げ場になったりする、でも本人「愛情のすべてをささげる女性」を待ってるから。そこ好き。愛せないなら気長に待てばいいって言われてるみたいで。
まさか女性が実際の5倍美しく見えるなんて特殊な目を持ってるとは思わなかったけどな。
あと最終回のあれ(有馬が殉職したからゆきのんと住んでるって冗談)で爆笑した。結構本気にしただけに。
どうでもいいけどなぜにあのカレカノメンバーは全員揃いもそろって成功人生を歩んでいるのだろうか。
そして次に好きなのは怜司さんです。うーん何がってあのブラコンっぷりが。
なんかこういう人どこか他の漫画でいなかったっけ?息子よりも大事なもののために戻ってくるタイプで、最終的に息子のことがちょっと眼中に入るけどやっぱり一番は彼じゃない、的な人。
この人は息子と兄貴のために帰ってきたんだと思います。よく考えれば被害者かつ加害者。振り子は止められないんだな。
出来る子であったが故に苦しんだ彼を見てると、紅子さんを思い出す。
ていうか大人な作品であった。今思うに。
評価されることをここまで描ききった漫画はないと思う。花ゆめは天愛など世に送りだしてるから今更タブーなんてないんだろうなあ。
人を愛したい。愛される自分がどうのとか、相手が離れていくとかそういうことでなくて。
あーと考えると有馬とゆきのんはちゃんと振り子と止めた、ってことか。偉い。
ほとんど最後の方とかゆきのんはマリア様みたいになってました。有馬が出したSOS、二人一緒であることがいつか崩れると思わせてしまったことに対する後悔もあっても、それを受け入れていたことが素敵。
ただ有馬君とんだ大ぼけです。ホームラン王じゃねーか。